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食材・料理のQ&A

新玉ねぎは腐るとどうなる?保存期間や長持ちする方法も解説

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料理・食材
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新玉ねぎ 腐る

【執筆者:編集部 宇野山萌】

新玉ねぎは腐るとカビや嫌な臭いなどの変化が現れますが、中には取り除けば食べられるカビや問題ない変色もあるので見極めが必要です。

また甘味や柔らかさが特徴の新玉ねぎは水分が多く腐りやすいので、正しい保存方法や保存期間も把握しておくといいですね。

そこでこの記事では、新玉ねぎを長持ちさせて美味しく食べるために、次のことを解説します。

この記事を読むとわかる!
新玉ねぎのこと

 

  • 腐った玉ねぎの見分け方
  • 怪しい見た目でも食べられる新玉ねぎの見極め方
  • 正しい保存方法と日持ち目安
  • 長持ちさせるコツと大量にある場合の保存方法

新玉ねぎが腐るとどうなるかを知っておけば、誤って腐ったものを食べたり、無駄に捨てたりしなくなりますよ!

   
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新玉ねぎは腐るとどうなる?食べられる状態との見分け方

新玉ねぎ 腐るとどうなるか

新玉ねぎは腐る・傷むなどによって見た目や臭いに変化が現れますが、すべての変質が食べられない目安とも限りません。

腐ってNG・傷んでるがOK!新玉ねぎの見分け方
食べられない 食べられる
見た目
変色
・全体にカビが生えている
・根元に白カビが生えている
・皮付近に黒カビがある
・中心や一枚だけ茶色い
・加熱や調理後赤くなった
臭い ・鼻を突くような刺激臭
・強いカビ臭さ
・不快な臭い
触感など ・全体にブヨブヨと柔らかい
・溶けて汁が出ている
・切り口から白い液体が出る
(※他の異常がない場合)

はじめて見ると食べられるかどうかわからない状態もあるので、腐るとどうなるかを詳しく知って判断できるようになりましょう!

腐った新玉ねぎは見た目や臭いが変化する!

新玉ねぎはカビや微生物・雑菌の繁殖によっていわゆる「腐敗」が起こるほか、玉ねぎの病気によって食べられない状態になる場合もあります。

症状名 原因 状態や注意点
カビ・腐敗 カビや微生物・
細菌の増殖
・カビが生える
・ドロドロに溶ける
食中毒の原因となる
・カビ毒を産生するカビもある
乾腐病
(かんぷびょう)
フザリウム
(白カビ)
根元に白カビが生える
・根元部分から腐る
・フザリウムはカビ毒を生産する
軟腐病
(なんぷびょう)
細菌 ・外側から腐る
・独独の不快な臭いがする
・球を押すと白い液体が出る
・臭いが強く食べられない

腐った新玉ねぎを少し食べたからといってすぐに食中毒症状を起こすとは限りませんが、蓄積されるカビ毒に侵されている場合もあるので食べないのが一番です。

カビが作り出す化学物質の中で、人体に悪い影響を与えるものです。症状は嘔吐・下痢などの食中毒症状から、摂り続けることで免疫機能や肝臓や内臓の機能への悪影響、発がん性などが認められているものもあります。熱に強い特徴もあり、一度汚染されると取り除くのは困難です。

玉ねぎの変色や病気については、こちらの記事でも詳しく解説していますよ。

一方で「なんだか怖い」と感じる見た目でも食べられる場合があるので、原因を説明しますね!

皮が黒い・中心が茶色いのはOK!食べられる状態を解説

新玉ねぎの一部に気になる点があったり、調理によって色が変わったりしても食べられる場合があるので、表にまとめて紹介します。

見た目が怪しくても食べられる新玉ねぎの見分け方
状態 原因や特徴
皮付近に黒いすす
(※2)
・黒カビ病が原因
・内部には影響しない
洗えば問題なく食べられる
中心や中の一層が茶色い
(※3)
・芯腐れ症や肌腐れ症
・取り除けば食べられる
断面から白い液体が出る ・鮮度が高い証拠
洗い落す必要はない
調理後に赤い ・酢などのとの反応
・玉ねぎ中のアリシンと
の反応による変色

・問題なく食べられる
ヨセミテ 編集部
ヨセミテ
編集部
 断面から白い汁が出るのは軟腐病の特徴でもあります。外側が溶けている・悪臭などほかの症状がないかどうか、確認してくださいね!

新玉ねぎは保存場所や方法を注意しなければ、すぐに腐ってしまいます。

日持ちの目安や保管の仕方も確認しましょう。

 

新玉ねぎはデリケート!保存期間の目安や保存方法を解説

新玉ねぎ 保存期間

新玉ねぎは腐りやすく、日持ちもあまり長くないので保存方法には注意が必要です。

新玉ねぎの保存場所別 日持ちの目安
常温
冷蔵 1週間~10日程度
冷凍 約1ヶ月

具体的な方法を解説しますので自宅での保管場所などを見直しましょう。

新玉ねぎは冷蔵庫で保存!長持ちさせるための対策とは

水分を多く含む新玉ねぎにとって大敵なのは湿気と高温で、特に夏場はすぐに傷みます。

長持ちさせるためには、次のようなポイントを押さえて保存しましょう。

新玉ねぎを長持ちさせる保存のポイント
  • 傷んだものを取り除く
  • 皮が濡れていたらむく
  • 一つずつキッチンペーパー→ラップで包む
  • 冷蔵庫の野菜室で保存する
ヨセミテ 編集部
ヨセミテ
編集部
 長持ちのためにはあまりおすすめしませんが、常温で保存したい場合は新聞紙で包み、風通しの良い冷暗所で重ならないように置いて保管してください。

冷蔵庫で保存しても1週間~10日ほどで鮮度が失われるので、たくさん手元にある場合は冷凍する方がいいですね。

大量にあるなら冷凍保存がおすすめ!

大量の新玉ねぎを前に「使い切れるかな…」と困っているならば、冷凍保存をおすすめします!

新玉ねぎの冷凍保存方法
  • 皮をむき使いたい大きさにカットする
  • 密閉袋に平らに入れ、冷凍庫で保存する

薄切りやみじん切りにしたものは、自然解凍してそのまま食べられますが、シャキシャキの食感は失われるので注意してください。

くし形など大き目にカットした場合は、凍ったまままで加熱調理してくださいね!

1ヶ月程度の日持ちを見込めるので、トロトロ新玉ねぎのスープなどで楽しみましょう♪

 

結論 | 新玉ねぎは腐りやすい!正しい見極めと保存が大切

新玉ねぎのまとめ
  • 新玉ねぎは水分が多く腐りやすい
  • 根元の白カビ・大量のカビ・腐敗臭がしたらNG
  • 皮の黒カビ・一層だけ茶色い・調理による変色はOK
  • 冷蔵なら10日・冷凍なら1ヶ月ほど日持ちする
  • 新聞やラップで包んで湿気対策をすると長持ちする

新玉ねぎは水分が多く、常温に放置するとすぐに腐ってカビや異臭・外側が溶けるなどの状態に陥ります。

保存期間を少しでも長くするためには、ペーパーとラップで二重に包んで冷蔵庫に入れましょう。

たくさんある場合は冷凍保存も活用してくださいね。

甘くてジューシーな新玉ねぎを味わえる期間は短いので、工夫して長く楽しみましょう♪

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