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生活のQ&A

カエルの餌は何がいい?虫以外に食べてくれるものは?

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動物の話
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先日、保育園の行事に参加した時のこと、ひとりのお母さんがこんなことを言いだしました。

「ねえ、カエルって虫しか食べないのかな? 虫以外にカエルが食べる餌ってあるのかな?」。

不思議に思ってよくよく聞いてみると、どうやら子どもが取ってきたおたまじゃくしがカエルになったそう。でも、どんな餌を与えていいか分からないため、そのまま飼い続けるかどうか悩んでいるということでした。

子どもに観察させるにはぴったりの教材と言えそうですが、確かにカエルって虫しか食べないイメージが…。自分でつまんで与えるのはちょっと躊躇ってしまいますよね。

そこで、最近はペットとしても人気が上がってきているカエルについて、詳しく調べてみることにしました。

意外と知られていない事実!?ほとんどのカエルは肉食性
カエルを育てたいけど虫が苦手!虫以外で食べるものってないの?
虫以外の餌、1日に与える量ってどのぐらい?
カエルが餌を食べてくれない!?困った時の解決法

 

ポイントは上記4つ。飼うにはやっぱり餌が気になりますよね。順番にチェックしてみますよ。

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意外と知られていない事実!?ほとんどのカエルは肉食性

カエルは、特別な機材もいらないし狭い場所でも十分なので、ほかの生き物を飼うより簡単に飼いはじめることができます

梅雨の時期ならすぐに野生から捕まえることができますし、見た目もかわいいのですぐに愛着もわきそうです。

しかし、一番の問題が餌。カエルは肉食で、飼育をする際には好みの昆虫を与える必要があるため、どうしても苦手な人は飼うことは難しいでしょう。

カエルの餌

カエルは昆虫を好んで食べるため、ペットとして飼育する場合の主食は、コオロギやバッタ、芋虫や毛虫の幼虫、ハエ、ミミズ、アブラムシなどの生きた虫になります。

自分で捕まえてくるのが一番ですが、難しい場合はペットショップで買えるコオロギやミールワーム(幼虫)が手軽に購入できる理想の餌と言えます。

生き餌のコオロギはペットショップで1,000〜2,000円/80匹程で購入できるので、購入してカエルのいるケースに放つだけ。こうしておけば、カエルが自力で捕まえて食べてくれます。

ほかには、アブラムシの付いた葉っぱをちぎってケースに入れておくのもOK。こちらもカエルが自分で探して食べてくれますよ。

入れておくだけなら簡単だから大丈夫そう! と思える人はカエルを飼っても問題ないでしょう。

しかし、虫が苦手でとても生きた虫なんて持ち運べない…という人は別の餌を考えなくてはいけません。

カエルが虫以外に主食にしてくれそうなものはあるのでしょうか?

カエルを育てたいけど虫が苦手!虫以外で食べるものってないの?

生きた虫は苦手だけど、カエルは愛らしいから飼ってみたいという人もなかにはいるかと思います。

そこで、カエルが虫以外で食べてくれるものを調べてみました。

カエルが虫以外に食べるもの

・新鮮な生肉(肉食なので生肉を好んで食べます)
・メダカ(小さなカエルにオススメ。生きたものを近くに置いてあげましょう)
・カメなどの爬虫類用の人工飼料(栄養バランスが良い。食いつきは悪い)

 

生きた虫に比べると食いつきは悪くなるようですが、どれも主食として与えても問題ありません。

 

虫以外の動かない餌を与えるときのコツってあるの?

一番のおすすめは生肉小さく切って糸に吊るしてカエルの前で動かしてあげましょう。そうすると、生きた餌と勘違いしてカエルが食いついてくれます。

人工飼料も同じで、小刻みに動かすとカエルが食いついてくれるようです。

糸に吊るすのが面倒、糸に吊るしてもいまいち反応が悪いなどの場合、箸でつまんで目の前で小刻みに動かしてみる方法もあります。

カエルによって反応がよい動かし方が違うため、よく観察して一番食いつきのいい動かし方を見つけてあげてくださいね。

虫以外の餌、1日に与える量ってどのぐらい?

生きた虫ではない餌を主食にする場合、適量はどのくらいなのでしょうか?

虫以外のカエルの餌の適量は?

1日にたくさん食べるカエルもいれば、少食のカエルもいます。なので、カエルの餌は1日にこれだけという決まりはありません。

しかし、一般的にコオロギなら1〜2日ごとに1匹と言われているので、まずは同等サイズの生肉を同じペースで与えて様子を見ましょう

まだ食べるようなら与え、いまいち食いつきが悪かったら他の餌も試してみるといいかもしれません。

飼育しているカエルは、運動不足により太りやすいので餌の与えすぎには注意。カエルであっても肥満になると病気になるリスクが上がるので、適切な体重(見た目)を維持できるように日頃からチェックしてあげてください。

 

コツをつかもう!餌を与える時のポイントと注意点

生肉を与えてもあまり食べてくればい場合、大きさが問題という場合があります。餌の大きさは、必ずカエルの大きさに合わせて切り分けましょう。

カエルは、大きすぎる餌は食べることができません。口に入る大きさを目安にカットするとよいでしょう。

また、添加物が多い魚肉ソーセージはNG。食べるからと言って与えていると、病気になってしまう可能性が高まります。

アリは近所で捕獲しやすい虫ですが、日本のカエルは好んで食べないため、餌には向いていません。

私たちと同じで、同じカエルでも好みの餌は違います。飼っているカエルがどのようなタイプの餌を好むかよく観察してあげましょう。

カエルが餌を食べてくれない!?困った時の解決法

糸で吊るして動かしたり、生きた虫をあげたりしても全然餌を食べてくれない! そんな時は以下の原因が考えられます。

カエルが餌を食べないと数日で餓死してしまうこともありますので、早急に対処が必要です。

カエルが餌を食べない原因

1、オタマジャクシからカエルになった直後は餌を食べないカエルもいる

この場合、数日経つと肉食になるので少し様子を見ましょう。

2、餌が好みじゃない

虫以外の餌を与えている場合、どうしても餌が合わないのかもしれません。その場合、生きた餌を与えてあげるしかありません。

3、飼育温度が10度以下だと動きが鈍くなり餌を食べなくなる

カエルは変温動物なので、自分で体温調整をすることができません。寒くなってきたら、専用ヒーターで20〜25度前後に保つようにしてあげましょう。

4、環境変化によるストレス

落ち着かない環境だとカエルもストレスを感じ餌を食べなくなることがあります。隠れ家を用意してあげるなど、リラックスできる環境作りをしてあげましょう。

ペットとして飼う以上カエルの体調には気をつけてあげたいもの。食欲がない場合は命に関わることがあるため、必ず原因がどこにあるのか確認してあげましょう。

まとめ

いかがでしたか? 簡単に飼いはじめられてしまうからこそ、じつは気をつけることが多くてびっくりしてしまいました。

雨上がりに見るアマガエルは綺麗な緑色に大きな目をしていて、とっても可愛らしいですよね。

しかし、可愛いだけでは飼うことはできません。しっかり飼い主としての役目を果たせるよう学んでおきましょう。

では、最後に今回のポイントをまとめます。

・カエルは肉食性なので生きた虫が主食
・コオロギをそのまま与えるか、アブラムシのついた葉を与えるとよい
・虫以外の餌を与えるなら、生肉、メダカ、爬虫類用の人工飼料がある。
・カエルは動くものを餌として認識するので、糸に吊るしたり箸でつまんだりして動かして与える
・カエルにも好みがあるので、食べないようなら餌を変えてみる
・温度やストレスで食欲がなくなってしまうことがある

 

生肉などを試してもカエルが食べてくれないとなると、好物である生きた虫を与えるしかありません。

しかし、どうしても生きた虫は無理…という場合には、自然にかえしてあげることも手です。

手元に置いて十分観察ができたら自然にかえしてあげるという話をして、お子さんと一緒に命の大切さについても学べるといいですね。

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