突然ですが、あなたは占いを信じていますか?
普段はさほど熱心に信じているわけではなくても、大事なことを決める時には気になってしまう人も多いはず。
いざ気にして見てみると、世の中にはたくさんの占いがありますよね!星占い、手相占い、血液型占い、タロットカード…、それから動物占いというものまで登場しています。その中で、中国で生まれた
四柱推命(しちゅうすいめい)という占いをご存知でしょうか?
私は……全く聞いたことがありませんでした(笑)
実は細木数子さんの六星占術がとても当たる(気がする)ので、そちらで毎年の運勢を調べたりしているのですが、四柱推命という言葉には馴染みがなかったんです。
しかし、その六星占術がなんと!
四柱推命が元になっている、というか「酷似している」と言われているそうなんです。そう聞くと、なんだかとても当たりそうな気が…。
とても気になったので調べていくと、
「結婚したい人がいるけど、相性や時期はどうなのかな?」
「起業してみたいけど、時期はいつがよいかな?」
といった具体的な内容が知りたい方だけでなく、
「何となく、ぱっとしないなぁ…」「物事が上手く運ばないなぁ…」
という風に思っているあなたにも、是非知ってもらいたい占いだということが分かりました。
- そもそも四柱推命とは、一体どんな占いなの?
- 四柱推命の『空亡』ってなんだろう?
- どこで占ってもらえるの?
といった入門的内容を今回はまとめてみましたので、占いの事を全く知らなくても大丈夫です!
”当たる占い”と聞くと、何とな~く気になってきませんか?分かりやすくお伝えしていきたいと思いますので、どうぞ最後までお付き合いくださいね。
目次
四柱推命でいう『空亡』(天中殺)とは何か?
そもそも四柱推命とは、どんな占いなの?
四柱推命を色々と調べてみると、いくつかの流派があって、流派により解釈も違うことが分かりました。
それでも共通していることは以下の2つです。
- その人の生年月日 を元に、本来の性質や行動パターンを知ることができる
- 人生のバイオリズムや運命の設計図を知ることができる
「えっ、生年月日だけで、そんなことまでわかるの?」
と思ってしまいそうですが、そこが中国何千年の歴史なんですね!
古代中国で生まれた四柱推命は、陰陽五行説をもとに長い年月をかけ培われてきた、統計学の要素を持つとっても奥深い学問なんだそうです。
陰陽五行説というのは、『万物(すべてのもの)は陰と陽 に分けられ、5つの要素(木、火、土、金、水)で成っている』という考え方です。
要するに、
『生年月日時の“陰陽五行”などから、その人の性質や行動を読み解きましょう』
というのが四柱推命なんですね。
「なぜ生年月日から読み解くのか?」ということについては、
- 人はこの世に生まれた瞬間の万物(すべてのもの)により運命づけられる
- その瞬間に生まれた事こそが、その人の運命である
という考え方によるのだそうです。
余談ですが、よく当たると評判の性格占いに動物占いがありますが、これは四柱推命による占いの結果を動物に置き換えて分かりやすくしたものなんだそうですよ!
空亡(くうぼう)とは、いったい何なの?
空亡。四柱推命を知らなかったという方は聞いたことがない言葉かもしれませんね。でも”大殺界(だいさっかい)”ならどうでしょうか?大殺界なら聞いたことがあるという方は、似たような感じでイメージしてみてくださいね。
これは算命学ならば天中殺と呼ばれる2年間、六星占術ならば大殺界と呼ばれる3年間にあたります。
年末に1年間を振り返った時、『今年はとても実りある1年だったなぁ!』と思えるような年がある一方で、『あまりぱっとしないのに苦労の多い1年だったなぁ』と感じる年もありませんか?
人生のバイオリズムというのでしょうか。
このような年を四柱推命で調べてみると、正しく空亡にあたっていた、ということがあります。
例えば私の空亡は今までに3回ありましたが、そのうちの1回だけ、気苦労の多いぱっとしない一年でした。あとの2回は「忙しい一年だったなぁ」というくらいでしたけれどね。
この空亡の2年間は天が味方してくれない時期であり、季節に例えると冬なんだそうですよ。
話が専門的で難しくなってしまうので、とても簡単にまとめてしまいますね。
まず四柱推命は天干(十支)と地支(十二支)により占います。この天干と地支を組み合わせていくと、天干が2つ足りなくなります。この状態が空亡です。
これは天干がない=陰陽のバランスが崩れている状態であり、対象に影響を及ぼすと考えられているのです。
一般的には、空亡の2年間は自分から行動を起こすのは慎むのが良いそうです。
先ほど季節に例えると冬と言いましたが、なぜ冬に行動を起こさない方が良いのかは、植物に例えてみるとすごく分かりやすいんです。
真冬にいくら種をまいて水をあげても芽は出ませんし、運良く芽が出ても凍りついてしまって上手く育ちませんよね。
これは無駄な労力を使うことになるだけではなく、種そのものがダメージを受けてしまうため、ややもすれば芽が出たことがマイナスにだってなりかねません。
それよりも土の奥に種を眠らせ、冬の外気よりずっと温かい雪の下でエネルギーを蓄えて、じっと春が来るのを待つのが懸命ですよね!
- 季節でいうと冬!春に備える大切な時期であり、与えられている状況を受け入れる、という受け身の姿勢が大切
- いつもと同じやり方では上手くいかない時期で、反転の作用が働いてしまう
次章では、空亡の調べ方や過ごし方などについて、詳しく説明していきたいと思います。
四柱推命『空亡』の調べ方‥オススメの無料占いサイト
「空亡のことは何となく分かったけれど、”私の”空亡っていつなの?」と思われたことでしょう。
空亡は、人により時期が違うんです。
まず自分の空亡を把握してみましょう!
さらに四柱推命では、生年月日によって、その人の本質を読み解くことができます。気になる人との相性を占うこともできますよ!
※たくさんの無料サイトがありますが、あくまでも個人の好み(調べ易さ&わかり易さ)で選びました。四柱推命の流派の優劣ではありませんのでご了承くださいね。
無料で占える!オススメの四柱推命サイト「3選」
生年月日のみで判定可能! 相性を占うこともできます
http://www.koufuku.ne.jp/cgi-bin/unseiall.cgi
生年月日と生まれた時刻で判定! より詳細に占うことができます
http://suimei.starcrawler.net/
運命式作成! こちらは専門家のためのサイトですが、過去未来の空亡を調べることができ便利です
http://www.suimei.com/suimei-p.html
是非自分の生まれ年から将来の空亡を調べてみてください
空亡のオススメの過ごし方
自分の空亡が分かったら、次はその期間をどうやり過ごせばいいのかが気になってきますよね。
先ほど季節に例えると冬と言いましたが、冬には冬の良さやがあり、その季節にこそやるべきことがあります。
『冬だって大切な季節だ』と捉え、空亡の間は天の味方は得られないので目に見える利益を求めるよりも、精神世界との繋がりを大切にするようにしましょう。
四柱推命は長い歴史の中でいくつかの流派に分かれてきましたが、中には空亡を用いない流派もあるほどなんですって!
そのような空亡という期間のオススメの過ごし方は、内面や目に見えないものを充実させていくこと。
『形あるものや社会の評価、利益を求めないで、勉強や資格取得など自分磨きをする!』
というように、厳しい冬は土の下でしっかりエネルギーを吸収し、次の季節まで種を大きく肥えさせればいいのです。
就職や転職が空亡にあたる場合は、仕事を天職と考えたり、天職を求めたりしない。仕事では、与えられたものに対して「社会経験を積む、社会に奉仕する」という気持ちで取り組むのが大切。
恋愛は自分から行動するのはやめ、将来の幸せのために自分に必要な経験を与えられていると捉える。恋愛を結婚へ結びつけたり結婚の決断をしたりするのは、空亡が終わってからが良い。
『厳しい状況を何とかしなければ』と頑張るほど、空回りしてダメージを受けてしまうことってありますよね。
全ては自然、大きく言うと宇宙の営みです。
天の味方は得られない=与えられる環境は厳しい
という時期なので、頑張るほどに空回りして皮肉な結果になることが多いのも事実。
これが”空亡=悪い時期” というイメージがある理由だと言われています。
自然の営みに逆らおうとするのではなく、じっとエネルギーを蓄えるように過ごしましょう。
また空亡には判断を誤りやすいという特徴があり、気をつけた方が良いそうです。
次の項ではこの他にも空亡の注意すべきポイントについてをまとめますので、これらのことを踏まえた上で読み進めてみてくださいね!
四柱推命による空亡はここに注意してください!
一般的に空亡に避けたほうがよい行動は
言ってしまえば空亡は、判断を誤りやすく、反転の作用がある時期です。新たに種をまくような行為は控えた方がベター。
ただし「自分から選んだのではない状況=与えられる状況」と考え、ここから除外することができます。
空亡に心がけると良い事
- 現状維持が基本
- 奉仕活動
- 人間ドック、健康診断など体に留意すること
- 資格習得のための勉強や研究など、自分の内面を磨くこと
空亡に避けた方が良い事
- 新規事業などを新たに始めること
- 結婚(入籍)すること
- 引越し
- 新築(土地の購入は可)
- 増改築
- 転職(転勤の辞令などには素直に従うことがよい)
- 訴訟などの争い事
出産について
出産について四柱推命で占うには、母親、父親、子をそれぞれ鑑定する必要があることや、その見解がとても多様であることから、ここではサラっと触れる程度にとどめますね!
まず親の空亡に生まれる子供は、天中子と呼ばれています。当てはまるのは空亡の親と同じ性の子の場合。つまり、
- 父親の空亡に男の子が生まれた場合
- 母親の空亡に女の子が生まれた場合
という2つの場合は、社会の子供として育てることがコツなんだそうです。
自分の子供でありながら、「社会の子供を預かって、社会に返す」という覚悟のもとに育てると、社会の役に立つ立派な子供に育つそうです。
具体的には、自立を促すような育て方をすることが大切なんですって。
天中子は親との縁が薄いという特徴があるようで、あまり過干渉せずに社会の中で学ばせることを意識すると良いそうです。
確かに!周りを見渡してみると、思い当たる事例が筆者の身近にありました。
私には、甥っ子がいるのですが、父親の空亡に生まれたのです。甥っ子は自立が早く、高校生くらいからあまり家に寄り付かなくなりました。
家にいた時は父親への反発が強く様々な問題を抱えていましたが、早く自立することを自ら選び、現在は家にこそ寄り付かないですが、しっかり自立して元気にたくましく生きています。
もし子育てで悩んだり迷ったりした時には、占いサイトと合わせて、信頼できる四柱推命の占い師(相性が大切なので、できれば2人くらい)に鑑定してもらうと、腑に落ちるような感覚になることがあるかもしれませんよ。
まとめ
- 四柱推命とは古代中国で生まれ、長い年月をかけて培われた統計学を含む学問を指します。
- 四柱推命の空亡とは、四柱推命による占いにおいて12年のうちの2年間を指します。
- 空亡は天の味方が得られない時期=与えられる環境が厳しい時期で、季節に例えると冬になります。
- 空亡の期間は自分から能動的に動くことは避けた方が良く、現状維持を基本とします。
- 空亡は判断を誤りやすく空回りしてしまうことも多いため、受け身の姿勢で過ごしましょう。
いかがでしたか?
以前はテレビなどで占いが取り上げられることも多く、大殺界!天中殺!と強烈な印象で取り上げられることも多かった影響で、なんだか怖〜いイメージがあったかもしれませんね。
ですが本来は、捉え方や過ごし方次第でとても有意義な時期とすることができるのだということを感じていただけたでしょうか?
もしあなたが空亡を迎えるにあたって不安になっているのでしたら、自分の生まれ年から今までの空亡を調べてみてください。
『こうすればよかったな』
『そんなに大変でもなかったな』
などと振り返ってみることで、過ごし方のヒントが得られることでしょう。
そして空亡をいたずらに恐れることなく、ぜひ「実りを豊かにする過ごし方」をしてみてください。
きっと素晴らしい実りを得ることができるはずです。
この記事が少しでもお役に立ちましたら幸いです。最後までお読みくださいまして、ありがとうございました!