生理前、いつもはスルッと入るデニムがなぜか窮屈に!!
ダイエットを始めようかと思っていたら、いつの間にか体型が戻っていた…。
こういうこと、ありませんか?
生理前になると、排卵痛などのお腹の痛み、イライラ、倦怠感、吐き気、頭痛、肌荒れなどなど、様々な症状がでますが、「体重の増加」もそのひとつ。
生理のある女性なら、1ヶ月の間で太ったり痩せたりと見た目が変化するのはよくあることなんです。
特に、10代20代はちょっとした食事の変化などで体重が変化する時期。30代以降より、生理前の体重の増減も大きいようです。
とはいえ、なるべくスリムでいたいのに生理前というだけで太るのはイヤですよね。
なにか対策があれば、取り入れたいところ。
そこで、今回は…
- 生理前に太るのはどうして?見た目が気になるときの対処法は?
- 生理前は「ブスのホルモン」が増加する!
- 生理前から起こる顔のむくみには、ヨガが効果的!
などの内容をご紹介していきたいと思います。
ぜひ参考にしてみて下さいね!
目次
生理前に太るのはどうして?見た目が気になるときの対処法は?
そもそも、なぜ生理前に太ってしまうのか…
調べてみると、どうも、ホルモンバランスの変化による体調の変化が原因のようです。
どういったことか詳しくみていきましょう!
ホルモンバランスの変化
そもそも生理は、赤ちゃんを産み育てるためにあるメカニズムです。
赤ちゃんを産むためには、お母さんの健康な体が重要ですよね。
約1ヶ月を周期としてに、体は赤ちゃんを迎え入れる準備を繰り返しているのです。
ちょっと専門的に説明すると…
生理前の黄体期には「プロゲステロン」という黄体ホルモンが多く分泌されます。このホルモンは、妊娠に備え、体に水分や栄養を蓄えようとする働きを持っています。
つまり、このホルモンは、体を太らせようとするホルモンともいえます。
便秘になる
プロゲステロンはまた、子宮の収縮を抑える働きもます。子宮を落ち着かせることによって、子宮内に受精卵が着床しやすいようにしたり、妊娠した場合には胎児を支えられるようにするのです。
子宮の収縮を抑える際、同時に腸の蠕動(せんどう)運動も抑制してしまうことがあるんですね。そのため、生理前に便秘になる方も出てくるわけです。
食欲の増進
繰り返しになりますが、プロゲステロンの働きで、体はどんどん栄養を蓄えようとします。
その際に、ホルモンバランスが乱れることがあるのです。
結果、精神的に不安定になり、イライラすることも増えてしまうのです。
これらのことが引き金となって、食欲が増進し、体重が増えてしまうんですね。
生理前ってどれくらい太る?
個人差はありますが、平均でだいたい2~3kg程度増加するようです。
生理の1週間くらい前から、徐々に顔のむくみが起こり、体重も増えます。ひどい場合は、生理の2週間前から、これらの現象が起こることもあります。
生理後はどうなる?
生理終了後は、溜め込んだ水分が排出され、生理中に低下していた基礎代謝が徐々に上がっていくので、たいがいは元の体重に戻ります。
こうしてみると、いつか赤ちゃんを産むためには、多少の体重の増減は仕方ないのかな…という気持ちになります。
でも、太ると見た目が悪くなる気がして憂鬱ですし、健康的にできる対策があれば、試してみたいですよね!
生理中はイライラしたり便秘したり、個人差はあるものの「生理痛」に悩まされる女性は少なくないと思います。のたうち回る痛さの中で鎮痛剤が手元になかったら…。鎮痛剤はコンビニで購入できるのか?と言う素朴な疑問から買いに行けない時に自宅で痛みを軽減させる対策について詳しく紹介していますので是非、参考にして下さいね♪
生理前は「ブスのホルモン」が増加する!
さきほど紹介した「プロゲステロン」というホルモンですが、実は残念な別名があるんです。それはズバリ・・・
体重増増加を促す働きがあることは、さきほどお話しましたが、ブスホルモンとは!ただごとではありません。
一体、ほかにどんな悪影響があるのでしょうか?さっそく見ていきましょう。
ブスホルモンが出ると体はどうなる…!?
プロゲステロンの体内に水分をため込む働きは、むくみやほてりを引き起こします。
むくみのせいで、皮膚がたるんだりもすることもあります。なかなかの厄介者ですね・・・。
プロゲステロンは紫外線に反応するホルモンでもあります。そのため、太陽の光を浴びると、紫外線の刺激から細胞を守ろうとして、メラニンが増え、シミができやすくなります。
また、プロゲステロンは腸の動きを鈍くさせてしまうため、老廃物が体外に排出されず体内に溜まりやすくなります。
そのため、血行が悪くなり、くまが目立ったり、肌がくすんで老けて見えてしまうこともあるのです・・・。
心身ともに不調を招く?
先ほど話したように、血行不良になると代謝が悪くなり、疲れやすくなりますし、免疫力も低下します。
さらに、ホルモンバランスが大きく変化することで、自律神経が乱れてしまい、イライラ、情緒不安定、やる気が出ないなど、心にも影響してくるわけですね・・・。
生理前はいつも、なんだか調子が悪い!と思っていたのですが、こういうメカニズムで体が変化していたんですね!
一見するともう、都合の悪いことづくしですが・・・
赤ちゃんを産むための準備でもあるので、無理にこのブスホルモンをのけ者にするわけにもいきませんよね…。
そこで!
いよいよ生理前の症状を改善するための対策をこれからご紹介します!ぜひ参考にして下さいね。
生理前から起こる顔のむくみには、ヨガが効果的です!
生理前のむくみは体だけではなく、顔にも出てきますよね。人間、人に会えばまず見られるのは、顔です!!
生理前になると「なんか太った?」なんて言われて余計に憂鬱になることってありますよね…
でも大丈夫!!
生理前の顔のむくみはヨガで改善できるんですよ~!!
では、さっそく見ていきましょう。
顔のむくみやたるみを引き締めるヨガ~うさぎのポーズ
- 正座をして、両手を前につき、その間の床におでこをつける。
- 息を吐きながらお尻を持ち上げ、頭の重心がおでこから頭頂部に移動するように転がしていく。
- お尻を持ち上げていき、膝が腰の真下(膝が直角)になったらストップ。この時、首は床と垂直になるようにする。
- 3の姿勢で体が安定したら、床から両手を離して上の方(背中側)で両手を組む。
- ゆっくり息を吐きながら、両手を上の方に伸ばし、ゆっくり5回呼吸をする。
- 両手を床に戻し、一番最初の姿勢でゆっくり5回呼吸して休む。正座の姿勢に戻る。
※首が痛い時や頸椎に疾患のある人は行ってはいけません。
表情筋を使って美肌を作るヨガ~ライオンのポーズ
- 両膝を床につけてかかとを立て、その上にお尻を乗せる。
- 両手は力いっぱい広げて膝に置き、指先は床につける。
- 腰を前に出し、胸を広げる。
- 肩の力を抜いて、息を吸い込む。
- 口を大きく開き、息を吐き出しながら、舌を思い切り長く出す。
- 5の姿勢のまま、「ハァー」と声を出しながらお腹からおもいきり息を吐き出す。ライオンのように目を大きく開き、眉の付け根をにらみ上げる。
- ここまでを3回繰り返す。
- ぺちゃんこ座りをして目を閉じ、顔の表情筋を休ませ、このままリラックス。
*このポーズはライオンになった気分で、顔の筋肉や舌をおもいきり使い、ダイナミックに行うと効果があります。
人前では恥ずかしいかもしれませんが、ひとりの時間にゆっくり時間をかけて、思いっきり実践してみましょう。
それでは、むくみに話を戻します。
カラダ全体がむくんでしまうなら、ラジオ体操を朝晩取り入れよう!
むくむのは顔だけではありませんよね!!
体全体がむくんでしまうという方は、ラジオ体操がおすすめです。
えっ?いまさらラジオ体操?運動会とかで子どもがする体操じゃないの?と思ったあなた!!
実は、ラジオ体操は大変効率的な全身運動なんです。ラジオ体操がむくみにどのような効果を発揮してくれるのか、ちょっと見てみましょう。
ラジオ体操の効果とは?
ラジオ体操は、ダイエットに効果的な体操方法です。深い呼吸とともに身体の筋肉を伸ばす動きが取り入れられているため、ヨガやストレッチに似たダイエット効果が期待できます。
また、全身の筋肉を一通り動かすことができるので、しっかりと全身運動ができます。結果、全身の血行を促進し、新陳代謝が活発になります。
ラジオ体操は特有のリズムに乗って体を動かすので、爽快感も得られますし、生理前の不快な気分を晴らす効果も期待できます!馴染みの動きなので、新しいことを覚える手間がかからず、継続していくことも苦ではありませんよね!
早起きが苦手な方は、就寝前にラジオ体操を行うことをオススメします。寝る前の軽い運動は、質の良い睡眠にもつながるんです!!
気力が落ちてしまったときには、昔から馴染みのあるラジオ体操で、心身ともにバランスを整えましょう!
食べ物を変えれば、むくみ・過食は撃退できる!
生理中の不快感を改善する方法は何も運動だけではありません!!
実は「食」でむくみなどの不快感を撃退することができるんですよ。また、食べ過ぎてしまう!!という方も、「食」に気を付けることで、過食を撃退することができます!!
生理前の症状を軽くしてくれるのは!?
生理前の不快な症状を軽減してくれると言われている食べ物があります。豆類、緑黄色野菜、海藻類、植物油脂、玄米、蕎麦などの精製していない穀物などです。
特にむくみ対策には、カリウムの多い食材を取り入れましょう!
じゃがいも・納豆・ホウレンソウ・アジの開き・りんご・バナナなどがオススメです。
アミノ酸・亜鉛・ビタミンB群なども大切です。これらは新しい細胞を作るのに、特に大切な成分です。ただし、ビタミンB群をたくさん摂取すると、だんだんマグネシウム不足になります。
マグネシウムが不足すると、ひどい便秘になる恐れがありますので、マグネシウムも一緒に摂取しましょうね。
以下、取り入れたい栄養素とそれが含まれる食材をまとめましたので参考にしてください!
アミノ酸が多く含まれている食材 | 豚肉(ロース)、大豆、鶏卵、牛乳 など |
亜鉛が多く含まれている食材 | 牡蠣、豚肉(レバー)など |
ビタミンB群が多く含まれている食材 | 鶏肉(もも)、うなぎ、かつお、ナッツ類、バナナ、ほうれん草 など |
マグネシウムが多く含まれている食材 | しらす干し、油揚げ、あさり、納豆 など |
偏った栄養の取り方はNG!!
ビタミンを大量にとっても、体内ミネラルが不足していると効果が得られにくいです。必須栄養素は、満遍なく摂るように心がけましょう!
ちなみに・・・
このミネラルとは具体的にどういったものかご存知ですか?
私もよくミネラルが不足してる~などの文言は聞いたことがあるのですが、具体的にどういったものかは知りませんでした!
ミネラルとは、鉄や亜鉛、カルシウムなどの栄養素のことで、必須栄養素です。細胞を維持する役割や骨や歯を作る作用、代謝をよくする働きなどがあります。たくさんの役割があるんですね!
でも・・・ミネラルは食品からも摂取できますが、吸収率が悪いといわれています。なので、高吸収加工が施してあるサプリメントで補強するのもオススメだそうです。
こんな食材には要注意!!
生理前の不快な症状を重くする食材も、実は存在します。
砂糖、塩分、カフェイン(コーヒー・紅茶・日本茶・チョコレート)、アルコール、添加物、漂白した小麦粉やその加工品(パン・ケーキ・パスタ)などです。
みなさん、大好きな食べ物や飲み物だと思うので心苦しいのですが、生理前は控えたほうが体にはよさそう。
どうしても食べたいなら・・・少量を摂取するように心がけましょう!
過食を防ぐには…?
生理前の過食を防ぐには、バランスの良い食生活が大切です。適性カロリーを摂れていないと、脳が余計にカロリーを消費しようとしてしまいます。
普段からバランスよく、野菜<炭水化物<動物性たんぱく質の割合で食べるようにしましょう。
と言われたって・・・
頭では理解できても、多くの食材をバランス良くなんて、買い出しだけでも面倒ですよね・・・?
そんなときの味方はやはり、スーパーやコンビニです!栄養士などが監修しているカット野菜とか、よく見かけますよね?
私も結構利用していますが、便利ですよ〜!
生理が終わってるのに、むくみも体重も戻らない!そんなときは…
生理が終われば、たいていの場合、むくみや体重増加が改善されるはず。それなのに、むくみも体重も戻らない!!という場合でも・・・
心配しなくても大丈夫!ストレスや生活リズムの変化などによって、月のメカニズムがうまくいかなくなることはだれでもあります。
生理後の体はどうなるの?
一般的には、生理後の5日~1週間程度で、体内に溜まった水分が排出されて、元の体重に戻ります。
改善されない場合は、代謝機能がうまく戻っていない可能性があり、脂肪がついたわけではありません。
また、季節によっても体調は変化します。冬場は、夏に比べるとむくみやすい季節です。むくみで足がだるい時は、医療用の段階着圧ソックスを利用するのも良いですね。
明らかに太った場合は!?
それでも大丈夫!
早まって、きつい運動などをすることはおすすめしません。「食事の管理」だけでダイエットは可能です。大切なのは、間食を抑え、夕食などでは必要以上のカロリーを摂取しないことです。
極端に食べる量を減らす「食事制限」は禁物!
長続きしない上に、必要な栄養まで不足してしまいがちなので、これもオススメしません。
私自身、10代の頃に過剰なダイエットをした結果、生理が止まってしまい、過食や嘔吐に悩まされました・・・。一度そういった状態に陥ると、普通の生活を取り戻すのが難しくなってしまいます。
特に、10~20代の女性は、体重やスタイルに左右されがちになってしまいますよね。そうならないためにも、過剰なダイエットは避けて、まずは食事の管理を徹底してみて下さいね。
上手なダイエットの方法を詳しく知りたいという方は、以下の体験記事を参考にしてみて下さいね。
まとめ
いかがでしたか?生理前に太るとお悩みのあなた!参考になりましたでしょうか?
最後におさらいをしておきましょう!
- 生理前は「プロゲステロン」という黄体ホルモンの分泌が増える
- 生理前に太るのは、妊娠に備える体のメカニズムが原因。栄養をため込む、便秘、食欲増加などが体重増加を引きおこす。
- プロゲステロンの働きで、肌が荒れたり、シミができたり、くすんだりする
- 顔のむくみにはヨガが効果的!うさぎのポーズ、ライオンのポーズをマスターしよう!
- 身体全体のむくみには、ラジオ体操!
- むくみや過食の撃退には、食生活の改善。栄養バランスを考えた食事を心がけよう!
- 生理後もむくみや体重増加に悩まされる場合は、代謝機能がうまく戻っていない可能性有り
- 生理後も食事の管理で無理なくダイエットをするのがオススメ
10~20代の時期は多かれ少なかれ、生理前後のむくみや体重増加に悩むものです。あまり気にしないのが一番です!
繰り返しますが・・・くれぐれも、過度なダイエットには走らないでくださいね。慢性的な病気の引き金になりかねません。一番楽しい時期を棒に振らないためにも、食事管理程度のダイエットに留め、必要な栄養はしっかり摂るようにして下さいね!