ハムスターって、食べる姿がとってもキュートで、美味しいものを色々とあげたくなりますよね!
実際、野菜やフードを手から与えると、いそいそと頬袋にしまい込んで「もっとちょうだい!」というような熱視線を浴びせられると、可愛すぎてあれもこれもと与えてしまいそうになるんですよ~!!
たまに人間用にいちごを購入し食べていると、「少しあげてみようかな?」なんて思うことも…。
とはいえ、人間も大好きな「いちご」、ハムスターでも食べられると思いますか?
今回は、そんな疑問にお答えすべく…
- ハムスターっていちごを食べられるの?食べさせても大丈夫?
- 与え方が大事!ハムスターにいちごを与える際の注意点は?
- コレを見れば大丈夫!ハムスターに与えても良い果物と与えてはいけない果物は?
- ハムスターは甘党!人間の食べるものをハムスターに与えてもいいの?
- ベテラン飼育者に聞いた!ハムスターをいつまでも長生きさせるコツとは?
などの内容をまとめてみました!
また、私自身、過去にハムスターを飼っていた経験もあるので、その経験談も盛り込んでお伝えしていきたいと思います。
(私は、過去にジャンガリアン、ブルーサファイア、ロボロフスキ―、パールホワイト、プディングジャンガリアン、イエロージャンガリアンなどなどを飼っていました!)
ハムスターにいちごを与えてよいかどうか悩んでいるあなたは、ぜひ参考にしてみて下さいね!
目次
ハムスターっていちごを食べられるの?食べさせても大丈夫?
まずは、今回一番気になる「ハムスターはいちごを食べられるのか!?」を掘り下げていきましょう。
ハムスターにいちごをあげても大丈夫?
結論から言うと、
大丈夫です!!ハムスターはいちごを食べることができます。
いちごは他の果物に比べるとカロリーが低く、栄養価が高いという特徴があります。ちょっとだけあげたいな~という場合は、あげても問題はありません!
ただ、ハムスターは基本的に総合栄養食となるペレットと水だけで生きていくことができるので、他の食べ物を与えなくても平気なんですね。
また、後ほど詳しくお話しますが、ハムスターは甘党なので、いちごを与えすぎてしまうと味を占め、一番バランスよく栄養を取ることができるペレットを食べなくなってしまう恐れがあります。カロリーが低いとはいえ、果物のあげ過ぎは禁物なんですね。
こんないちごはNG!!
未成熟、傷んでいる、いちごジャムなどなど…特にジャムは糖分が多いので与えないで下さいね。
いちごのへたや葉っぱ、種は食べられる?
いちごのへたや葉っぱは、新鮮で洗った物であれば大丈夫という意見もあるようですが、農薬が使われている場合もありますので、安全面を考えると与えない方が安心でしょう。
また、種を与えても問題はありませんが、心配でしたら、取り除くか種や皮の部分を削いで与えることをおすすめします。
私がハムスターを飼っていた時は、生のいちごを与えたことはありませんでしたが、ハムスター用のドライいちごは与えていましたよ!
その当時は生のいちごを与えても良いのかどうかわからなかったので、ペットショップでハムスター用のドライいちごを選んでいたんです。
でも、与える際にいくつか注意すれば、生のいちごを与えても大丈夫です!!
それを次項でもう少し詳しく見ていきましょう。
与え方が大事!ハムスターにいちごを与える際の注意点は?
ハムスターにいちごを与える場合は、いくつか気を付ける点があります。
これさえ守れば、キュートなハムスターにいちごをあげても大丈夫!と言えるので、しっかりと把握しておきましょうね。
どんないちごをどのくらい選ぶ?
生のいちごを与える場合は、赤く熟したいちごを与えましょう。与える量は、4分の1個程度にして下さい。
いちごは水分を多く含む果物なので、あげ過ぎてしまうと下痢になる恐れがあります。下痢が心配という場合は、前項で少しご紹介した「ドライいちご」やハムスター用のおやつ(いちごボーロやいちごミルクスナックなど)を与えることをおすすめします。
いちご自体はカロリーが低いので、適量であれば肥満の原因になることはありませんが、あくまでおやつ目的ということを忘れないで下さいね!
どうしてもいちごをあげたいあなたへ…いちごを含んだおすすめおやつをご紹介!
<charm 無添加・無着色 小動物のおやつ 国産いちご>
原材料が国産のいちごのみということなので、保存料はもちろん着色料や添加物を使っていません!!
その上、乾燥させてあるので、生のいちごよりも安心して与えることができるでしょう。
また、手で簡単に割ってサイズ調整できるのもおすすめポイントです♪
<charm スドー ちょびっと フルーツミックス 30g>
いちごの他にもいくつかのフルーツが混ざった、ドライフルーツです。
いずれも乾燥したもので、ハムスターが食べられるフルーツが入っています。
<charm スドー おやつっ子倶楽部 小粒いちごボーロ>
こちらはボーロなので、ハムスターにも食べやすいサイズです。
いちごの香料のみの使用などではなく、いちご粉末を使用しているのがポイントですね!
<charm スドー プチキューブ イチゴ 45個入>
イチゴパウダーが使われて作られているキューブタイプのおやつです。
少しサイズが大きめなので、サイズ調整してあげる必要がありますね。
これらのおやつは生ものではないので、下痢などを引き起こす原因にはなりませんが、与えすぎると肥満になる恐れがあります。
与える量には注意しましょう。毎日与える必要はないので、たまに与えるおやつ程度に考えて下さいね。
さて、ご紹介してきた参考商品の中に、いちご以外のドライフルーツが入ったものもありましたが・・・
ハムスターが食べられる果物と食べられない果物には、どういったものがあるのでしょうか?
次項で確認していきましょう!
コレを見れば大丈夫!ハムスターに与えても良い果物と与えてはいけない果物は?
ハムスターに何かあげてみたいな~と思う時、やはり必死で調べますよね!?
でも、毎回調べるのも大変じゃないですか?また、調べてもあいまいな事しか書いていない時とかもありますし…
そこで、ハムスターにあげたくなりがちな食べ物をまとめてみましたので、ぜひ参考にして下さい。
ハムスターに与えても良い果物は?
実際に私が与えたことがある果物から書いていきますね。その時の様子や与えた量なども記載しておきます。
リンゴ:食べました。特に体調を崩すことなどもありませんでしたよ。大きさは5mm角でサイコロ状です。※ただし、皮や種は取り除きましょう。
バナナ:食べました。こちらも体調は大丈夫でした。リンゴと同様に5mm角くらいの薄切りという大きさです。
※ただ、バナナは食物繊維が豊富なので、与えすぎると下痢になってしまう恐れがありますので、注意しましょう。
私がハムスターに与えたのは、この2種類だけですね~。
他の果物も調べました!
(大きさに関しては私の経験上、どの果物も5mm角程度を与えて問題がなかったので、まずはその大きさを基準にしてみて下さいね。)
ブドウ:あげ過ぎに注意すればOKです。※ただし、ブドウの皮と種は与えないようにして下さい!!(詳しくは「ハムスターに与えてはいけない果物とは?」参照)
キウイ:あげてもOKですが、水分量が多いので、与えすぎに気をつけましょう。
パイナップル:以下のことに気をつければ、あげてもOK。
※缶詰はシロップ漬けになっていて糖分が多いので、生のパイナップルに限ります。
また、生のパイナップルも他の果物に比べて糖分が多く、酵素の働きによって口の中が傷つく場合もあります。与える場合は、5mm角程度よりも少なめにした方が賢明です。
メロン:与え方に注意すれば、あげてもOK。※食物繊維が豊富なので、あげ過ぎると下痢を招いてしまう恐れがあるので要注意。
次は、与えてはいけない果物を見ていきます!
ハムスターに与えてはいけない果物とは?
ブドウの皮と種:ブドウの皮と種にはタンニンが含まれています。ハムスターはタンニンを含む食べ物を口にしてしまうと、内臓にダメージを与えてしまう恐れがあるので、与えないで下さい。
ウメ(果肉部分)・もも(熟していないもの/樹皮/茎/種)・ビワ(熟していないもの/種)・サクランボ(熟していないもの/種)・アンズ(熟していないもの/種):これらは、ハムスターが口にすると、胃腸障害・肝臓障害・呼吸困難・心臓麻痺などを引き起こす危険性があります。
アボカド:アボカドは食べられる部分がほぼありません。どの部分も、発作や呼吸困難、肝臓障害を引き起こす危険性があります。
さて、これまでハムスターにあげたくなりがちな果物を取り上げてみましたが、いかがでしょう?
人間にとっては美味しいと感じる食べ物でも、ハムスターにとっては毒となる場合もあるんですよね。
そうなんです!!私たちが美味しいと思うものって、ついついあげたくなってしまいますよね・・・。
でもそこはやはり、ねずみと人間はちがいますから、私たちの食べ物をなんでも与えてよいわけはないでしょう・・・。
次項で見ていきましょう!
ハムスターは甘党!人間の食べ物をハムスターに与えてもいいの?
ハムスターに食べ物を差し出すと、基本的に全て受け取って食べます。
だからと言ってなんでも食べさせて良いわけではありません!!
そこら辺を詳しく確認していきましょう。
ハムスターは基本的になんでも食べる雑食性です。そして何より、高カロリーなものが大好き!!
人間が食べるものは何でも食べてしまうんですよね~。
我が家も焼いたトーストを与えていたことがありますが、手から奪うようにして食べていました。かわいいけど、本当に食べても大丈夫なのか、心配になりますよね。
人間が大丈夫なものでも、糖分や塩分などを多く含んでいるものは、身体の小さいハムスターにしてみれば危険な場合もあります。
ですので、与えても大丈夫なものでも、量は少量にしておきましょう。
どのようなものなら与えても安心安全?
基本的にはハムスター用のペレットで十分なのですが、どうしてもおやつをあげたい、というのであれば、ハムスター用のおやつを選びましょう。
先ほどもお伝えした、いちごボーロ、プチキューブ(いちご)などのが販売されていますし、その他にもいちごゼリーなんて洒落たものまで…!!
※余談ですが、これらは基本的に、人間が食べても美味しくないです。物好きで、試しに食べてみても、まぁ、大丈夫、というものですね。
私の父は昔、デパートにペットのフードやおやつなどを卸す仕事をしていたのですが、その時に猫缶を試食させられたことがあるそうです!
また、私の旦那もペット関係の専門学校に通っていたとき、ドッグフードの試食をしたそうです。
両者共々、「食べられないわけじゃないけど美味しくない」と言っていましたので実証済です・・・。
ハムスターに与えて良いものや悪いものをもっと知りたい!という方はこちらの記事もオススメです。
↓↓↓
ハムスターに豆腐をあげるのは大丈夫?与え方の注意点はコレ!
ここまでは、ハムスターにいちごを与えても良いのかなど、食べ物に関する内容をお伝えしてきました!!
これらの内容は、ハムスターの命に関わる重要な内容ですが、他にもハムスターを長生きさせるためのコツなどもあるんですよね。
それを次項で詳しくお伝えしていきます。
食べ物以外も気にしてあげて!ハムスターを長生きさせる経験談7つ
ハムスターの寿命は基本的に2~3年程度とされています。しかし、病気などにかかればもっと短くなってしまうんですよね。
種類別に言うと、ジャンガリアンだとおよそ2~2年半程度、ゴールデンだとおよそ1年半~2年半です。
我が家で飼っていたハムスターも長くて2年半くらいでしたが、いくつかのポイントを気にしてあげることで通常よりも長生きしてくれることが分かりました。
では、いったいどのように飼育していれば、ハムスターは長生きしてくれるのでしょうか?
経験談1)まずは、食べ物(餌)に注意する
ハムスターを長生きさせるためには、まずは「(食べ物)餌」が重要です!!
基本的には、ハムスターの総合栄養食であるペレットを決められた分量・決められた回数で与えます。
「総合栄養食」というのは、その動物にとって必要な栄養素を詰め込んだものなので、基本的にはこれさえ口にしていれば良いんですよね。
ひまわりが主食というイメージもありますが、実はひまわりは脂肪分が多いので主食としてはペレットの方が最適です。
あとは水があればOKです。
先ほどもお話しましたが、これに加えておやつとして野菜や果物を少量与えるのはOKです。もちろん、与えすぎはNG!!
また、人間が食べているものを与えてしまうと、病気になりやすくなることも…。
これも先ほどお伝えした通り、我が家ではトーストの耳を与えていましたが・・・結構な確率で腫瘍ができていた気がします(その当時は原因に気付かず…)。
私はペットショップに勤めていた経験がありますが、その時に良く売れていたハムスター用のフードは「ハムスターセレクション」というものです。
獣医師などが携わって作られたものなので、安心して与えることができますね!
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経験談2)ストレスを与えない!
やはり、ストレスは寿命を縮める原因になってしまいます。ケージが狭い、ケージが汚い、構いすぎる、騒音、昼間に無理やり起こす、などがストレスにつながります。
経験談3)病気やケガをした時は病院へ!
病気やケガに気づいたときは、すぐに病院へ行きましょう。ハムスターは小さいので内容によっては、治療を施すことができない場合もありますが、まずは連れて行くことが大事です!
ちなみに、保険に入っていない場合は結構な大金を取られることも…
そんな時のために、ペット保険に加入しておくのもオススメです!
私が現在飼っている愛犬2頭にかけている保険が「アニコム」というものなのですが、日本アニマル倶楽部の「プリズムコール」などにもハムスターが入れる保険がありますよ!
経験談4)季節によって注意が必要
我が家で飼っていた時は、冬は暖かい場所にケージを置き、さらに夜は厚手の毛布をケージの上にかけていました。
夏は、あまり日が当たらない、風通しの良い場所にケージを置いていました。
ハムスターは寒すぎても暑すぎてもダメです。1年を通して、20~25度程度の室温を維持してあげましょう。
経験談5)ケージは清潔に保つ
ケージを清潔に保つことも大切です。
我が家の場合は、トイレや給水機、餌箱の掃除は毎日、ケージ丸ごとの大掃除は2週間に1回程度行っていました。
ただ、赤ちゃんが生まれた直後などは、しばらく触らないようにしましょう。人間の臭いが赤ちゃんについてしまうと、なんと、親ハムスターが赤ちゃんを食べてしまうことがあるのです!!
経験談6)強い衝撃を与えない
妹がハムスターに噛まれてしまった時、それを振り払ってしまったことがあります。そこまで強い力で振り払ったわけではないのですが、それが原因で死んでしまいました。
また、ハムスター同士が喧嘩しているのを止めようと母がデコピンをしたところ、一匹にあたってしまい死んでしまいました。
人間にしてみれば大したことのない力でも、ハムスターにしてみれば生死にかかわる力加減ということもあるんですよね。
経験談7)普段からよく観察しておく
ハムスターの様子を毎日確認しておきましょう。
特に、糞やおしっこの色・におい、食欲、水分補給ができているかなどを見ながら気づくことがあればメモをしておきましょう。
そうすることで、いざ病院にかかった時に細かな情報を獣医師に伝えることができます。
以上がハムスターを長生きさせるコツでした!
私の経験上良かったと思えたことや、これはしない方が良いということも含めて書いておきましたので、参考にしてみて下さいね。
ハムスターはたまに震えていることもあります。これは病気なのかな!?と不安になる事も…
そんな時に備えて、ハムスターの震えの原因を知っておくと安心です!
ハムスターの震えに関する記事はこちら
↓↓↓
まとめ
ハムスターはいちごを食べられるということがわかりましたね!
最後におさらいをしておきましょう。
- ハムスターはいちごを食べられる
- 与える際は、いちごの量は4分の1程度にする
- いちごをあげ過ぎると、下痢を引き起こす
- ドライいちごやいちごを含んだハムスター向けのおやつが市販されている
- ハムスターに与えても良い果物は、リンゴ・バナナ・イチゴ・ブドウ・キウイ・パイナップル・メロン
- ハムスターに与えてはいけないものは、ブドウの皮と種・ウメ(果肉部分)・もも(熟していないもの/樹皮/茎/種)・ビワ(熟していないもの/種)・サクランボ(熟していないもの/種)・アンズ(熟していないもの/種)・アボカド
- 市販されているハムスター用のおやつは安心・安全
- ハムスターを長生きさせるコツは、
ハムスター専用のペレット、新鮮な水を中心に与え、たまに野菜や果物を少量与える
ストレスを与えないようにし、季節によってハムスターにとって快適な温度を保つ工夫をする
毎日様子をチェックし、異変がある場合は病院へ連れて行く
ハムスターが何かを食べる姿はとても愛らしいので、どうしても何でもかんでも量を気にせず与えてしまいそうになりますよね。
私もハムスターを飼っていた時は、かわいくて何でも食べさせようとしていましたが、実際ハムスター用のフードだけを食べさせていた時の方が、病気もせず長生きしたように思えます。
ペレットを主食とし、それ以外のものはほんの少しだけ…という気持ちで与えるようにしましょう。
また、何かを与える際はハムスターの体調をチェックし、食べさせた後も体調に変化がないか良く観察して下さいね。
ハムスターは2~3年程度しか生きることができませんが、それはあくまで目安です。長生きできるかどうかは飼育者であるあなたの努力次第ですよ!