車を手放してよかった？実際のメリットとデメリットを徹底解説

【執筆者：ヨセミテ編集部】

車を手放してよかったと思えるかどうかは個人差があり、メリットを感じる人も後悔する人もいます。たとえば車の維持に負担を感じる人やあまり乗らない人はよかったと思ういっぽう、使用頻度が高い人やあまり高く売れなかったために後悔する人もいるようです。

車が自分の生活に必須か必要ないかを把握できていないと、漠然とした不安に悩まされることもあるでしょう。そこでこの記事では、車を手放すことで起こり得るメリットとデメリットをピックアップし、後悔しないためにできる対策も紹介します。

車を手放す前に考えるべきことや「売ってよかった」と思える業者探しの方法も紹介するので、参考にしてくださいね。

車を手放してよかったと感じる理由・車を手放すメリット

車を手放してよかったと感じる人は、次のような理由をあげています。

具体的にはどのような変化があったのか、口コミも交えて確認しましょう。

手放すことで節約になった｜維持できない・ローンが負担な人も

車を手放すと経済的な負担が軽くなるケースがほとんどだといえるでしょう。車は所有しているだけで次のような維持費が発生するからです。

1年間に必要な車の維持費例(エコカーを除く)

	軽自動車 (550cc未満)	小型車	普通車
自動車税※	10,800円	25,000～ 30,500円	36,000
重量税※	3,300円	車両重量500kgごとに4,100円 (例：1.5tの乗用車なら12,300円)
点検・車検 (2年に1度)	50,000～ 70,000円程度 (年間3～4万円)	70,000～ 100,000円程度 (年間4～5万円)	90,000～ 150,000円程度 (年間5～8万円)
自賠責保険料※	11,440円	11,500円

※参照元：自動車関連税制（自動車重量税、自動車税・軽自動車税（環境性能割、種別割））｜経済産業省　https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/automobile/tax/tax_index.html

※参照元：2019年10月1日、自動車の税が大きく変わります｜総務省　https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/131410.html

※参照元：自動車損害賠償責任保険基準料率｜経済産業省　https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/04relief/resourse/data/ryouritsuhyo.pdf#page=9

車種によって異なりますが、ほとんど乗らずに所有しているだけでも年間7万円以上の維持費が必要です。さらにローンを組んで購入した場合毎月の返済も必要で、任意保険への加入や駐車場の貸借があればさらに金額がかさみます。

車の維持費には部品や修理にかかる費用も含まれます。車の修理に関する情報はこちらの記事にも書かれいてるので参考にしてくださいね。

これらの負担がなくなるだけでも大きな節約になるでしょう。さらにお財布事情だけでなく、健康状態が良くなると感じる人もいるようです。

健康状態が良くなった

車を持たない生活になると、歩く機会が増えるなど次のような体に良いメリットをもたらすと考えられます。

徒歩や自転車・電車などの公共交通機関が主な移動手段となるため、時刻に合わせた行動をするようになります。さらに自分の足で外を移動することで寒暖や匂いから四季を感じ、心豊かな生活を送る人もいるようです。

自転車っていい。前に進むしかないから。それも自分の足を使って。今日は風が強かった。車手放してよかった。 pic.twitter.com/yEmq83OdeE

— KENZI アンチフェミニズム６•30三軒茶屋ヘヴンスドア7•3新宿ロフトプラスワン。 (@Antikenzi2000) May 12, 2023

時間的な不便さと引き換えに、得るものがたくさんありそうです。体だけでなく心にもいい影響を与えるかもしれません。

運転への不安がなくなった

運転そのものが怖い・苦手と感じる人は、思い切って車を手放すことで不安から解消されることがあります。特に高齢者の事故が増える中、親世代が車を手放したことで安心する人は多いようです。

これホントに踏み間違いなの？って思うレベルだったな…

84歳の私の父
車手放して、もう運転してないの本当に安心する
(実家帰るたびに『車運転できんの辛い』って聞くけどね💦) https://t.co/A6fcIMaSGL

— はまたま🌈🐱💚💜🫶マユカちゃんの肩に保険を✨✨ (@hiromindango) January 18, 2024

75歳以上の高齢ドライバーによる事故は年間600件以上起こる年が続いています。なかでもブレーキとアクセルの踏み間違いが原因となる確率が、ほかの年齢と比較して顕著に高い※のが特徴です。

※参照元：令和2年交通安全白書｜内閣府　https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/r02kou_haku/zenbun/genkyo/feature/feature_01_3.html

車が手元にあるとつい乗って家族に心配をかけることもあるので、物理的にない状態を作ることも重要かもしれません。しかし車を手放して後悔する人もいるので、どんなことが原因となるのかを把握しておきましょう。

車を手放してよかったと思えない理由・手放す後悔

車を手放したことを後悔する人の多くは、次のような理由を口にします。

気持ちの問題も実際の利便性も、どちらが原因となるケースもあるようです。

手放した車が恋しい

車に愛着を感じている人ほど、手放したことを後悔して恋しく感じることがあります。特に長く乗った車や希少価値の高い車種を処分した場合、しばらく未練が残ったり悲しい気持ちが付きまとうことも。

前に乗っていた車に、相当の未練があったのです。9年乗って手放しました。運転しやすかったし、とにかく色々な面でとても好きでした。今の車は少しずつ愛着が持てるようになりましたが、前の車を思い出すと、手放した後悔が出てきたりします。
引用元：Yahoo!知恵袋 – 車を運転する方。 自分の車に愛着はありますか？…

大切に乗ってきたという証拠なので悪いことではありませんが、あまりつらい気持ちは抱えたくないものです。手放して後悔しそうな場合は、悲しい気持ちにならないような対策をして心を落ち着かせましょう。

売ってよかったと思えるような金額にならなかった

車を買取に出す場合、想像よりも査定金額が低いとがっかりして「売らなければよかった」と後悔するかもしれません。高級車であったりこだわりのある車種ならなおさらです。

「思ったより安かった」と後悔しないためには、あらかじめ金額の目安を調査しておくといいでしょう。相場を知ってから査定に出すことは、不当に安く買い叩かれるリスクも軽減します。査定をどこに出すのかも重要で、MOTAのように複数業者への相見積りが可能となるサービスの利用がおすすめです。

知恵袋では手放す勇気を後押しされている

Yahoo!知恵袋では、車を手放すことに不安を抱えている人に対して、背中を押すような前向きな意見が多く寄せられています。特に車を手放すことに躊躇する大きな要因である「不便になるのでは」という問いに対して、次のような回答が目立ちます。

我が家は親が忙しくて免許が取れないまま家庭を持つ事になりましたが、今に至るまで何の不自由もありませんでしたね。電車の本数は少ないですが自転車で行ける範囲にスーパーもホムセンも病院も揃ってますし、車を出したいならタクシーをすぐ呼べます。
引用元：Yahoo!知恵袋 – 都内住みの方で、既に自動車を手放している方に…

生活に必要な施設が徒歩や自転車圏内に揃っていれば、車がなくてもそれほど不便を感じないようです。バスや電車のような公共の交通機関がどの程度充実しているのか、駅までの距離はどの程度なのかを考えましょう。そのほかにも車を気持ちよく手放すためにできる対策をまとめますので、確認してくださいね。

車を手放してよかったと思うためにできる対策

準備や心づもり次第で、後悔のない車とのお別れが実現するはずです。次のような対策を検討してください。

特に高くで売ることは、気持ちの面だけでなく車の正しい評価に繋がるので非常に重要です。

車を手放す人続出！その理由に納得｜MOTAの一括査定

車を売却する場合、買取先は主に次の3つです。

主な車の売却先

	メリット	デメリット
ディーラー	・手続きは一任 ・車に詳しい ・トラブルがない	下取り価格は 高くない
中古車業者	・店舗数が多い ・高値がつく ・手続きは一任	業者選びが難しい
個人 オークション	・価格交渉できる ・手数料がない	・手続きをすべて する必要がある ・トラブルが多い ・買い叩きの恐れ

よほど車に関係する法的な手続きに慣れている人や、車そのものに詳しい人でない限り、個人間の売買やオークションはおすすめしません。手続きが難しく、トラブルに発展するリスクを抱えているからです。

不慣れな人におすすめなのは中古車ディーラーでの売却ですが、良し悪しを見極めは難しいため複数業者を比較しましょう。比較することで適正価格が守られよりよい売却に繋がります。

MOTA（モータ）は車種や年式・グレードと事故歴を入力するだけで、加盟している買取店が競争してくれる一括査定サービスです。さらに嬉しいことに、やり取りする会社は3社に限られているなど、利用者の負担がなるべく少ないよう配慮されています。

MOTAのおすすめポイント

負担が少ない	・無料で利用できる ・一回の手続きで複数社を比較できる ・WEB申し込みのみで査定できる
業者を選びやすい	・連絡が来るのは査定額上位3社のみ ・最大20社の査定額を比較可能
高額になりやすい	・競合するため高くなる ・やり取りできる上位3社を目指し 高額査定になる

MOTAを利用すると翌日18時に上位20社の査定額が提示されます。ただし電話でのやり取りがあるのは最上位3社のみなので、各社からの電話攻撃で疲弊する心配はありません。4位以下の業者との交渉を希望する場合は追加も可能です。納得できる売却を目指して、ぜひ利用してみましょう。

悲しい心理にならないようにスピリチュアルな対策をする

「愛車との別れがつらい」「手放していいかわからない」と悩むこともあるでしょう。そんな時はスピリチュアルな観点から気持ちを整理するのも一つの手です。未練を残さず前向きな気持ちになれるよう、対策を講じましょう。

「失う」ことばかりに気持ちがかたよるのはよくありません。「変化」ととらえ「代わりに何か得られるはずだ」とポジティブな考えを持ちましょう。寂しさにも向き合い、愛車への感謝を込めて丁寧に掃除や洗車をすることで気持ちが整うこともありますよ。また、その後の生活についてしっかり調べることも重要です。

手放した後の生活をしっかりイメージする

車を手放した後どのように生活が変化するのか、代替の移動手段はあるのかをよく検討しましょう。何も考えずに処分すると、生活が立ち行かなくなって後悔する恐れがあります。

運転そのものをやめる場合は公共交通機関やタクシーの利用がおすすめですが、車の所有をやめるだけなら、カーシェアリングやレンタカーの利用もいいでしょう。カーシェアリングは複数の登録会員同士で1台の車を所有し、予約して好きな時に利用するサービスです。

自分の住む地域は、必要な施設が徒歩や自転車圏内にあるのか・駅までの距離・電車バスの本数などもよく確認しましょう。車を手放すことで経済的な負担は減り、生活の豊かさには影響が出ないのが理想の形です。安心で快適な毎日を目指して準備を進めてくださいね。

総括：車を手放してよかったと思えるかと後悔しないための対処法