初心者には電子ピアノがお勧め?
初心者が子どもの場合、ピアノを習うのならピアノを購入するのが一番だと思います。
「でも、高い買い物だから。」
「すぐに飽きてしまうかもしれないから。」
確かに、簡単に買えるお値段では
ないですね。
ピアノをレンタルしているところが
あります。
期間を決めてレンタルして、
気に入ったら購入もできます。
ピアノの購入を考えているなら、
選択の一つに入るかもしれません。
(搬入費用とか諸経費はかかるようです。)
目次
その1:初心者には電子ピアノ!?安価&軽量で低ハードル!
「ピアノは重いから..」これは結構、重要です。
ピアノの重さは、通常のアップライトピアノで、200~250kg、
一般家庭用のグランドピアノで、300
コンサート用のグランドピアノで、500kg以上
床が沈んだという話も聞きますし、床の補強をしないと置けない場合や、
置き場所が1階ではない場合は大変です。
これに対して電子ピアノの重さは、40~80kg。
「趣味で楽しみたいだけだから。」
それなら、電子ピアノは適しているでしょう。
今はインターネットに繋いで、
新しい曲を電子ピアノにダウンロード出来たり、
何より音色が多彩なものは、
色んな楽器の音が出せるので
楽しめると思います。
リズム機能や録音機能が付いていれば
一人でもアンサンブルが楽しめます。
騒音対策もヘッドフォンが使用できる
ものがほとんどですから、
心配なく好きな時に楽しめます。
もちろん種類によって異なりますが、
重さはピアノよりは断然軽いです。
引っ越しが頻繁にある方は
ピアノだと搬入費用だけで
かなり負担が多いと思います。
はじめは電子ピアノからと考えている方は、
ぜひ色んな楽器を試して下さい。
お店の方に説明してもらうと
理解しやすいと思います。
ピンからキリまでですので、
安いからと安易に決めてしまうと
「鍵盤が足りない」「鍵盤が軽すぎる」
「ペダルが付いていない」など、
買い替えることになりかねません。
目的をしっかりお店の方に伝えて
アドバイスを受けるのも良いと思います。
ピアノよりはハードルが低くそうですが、
つまづかないように気を付けて下さいね。
その2:住環境、ライフスタイルは?便利な消音機能
住んで居る環境によって、騒音に対する
ストレスは違うと思います。
「騒音被害」は結構トラブルの原因にあがっているので、
気を付けた方が良いと思います。
集合住宅や住宅密集地などは
気を使うところです。
ピアノに消音装置を付けることは
出来ますが、結構響いてしまうようです。
防音室も初めから家に備えていれば
問題ないですが、
防音工事やユニットタイプの防音室を
入れる場合も、
家に対する負担を確認しないと
思いがけない出費に繋がることも
あるようです。
(家に対して荷重バランスがくずれたり、楽器と防音室を合わせた重さはかなり負担になる場合があるので、
設置する時はよく相談が必要なようです。)
以上の面から、ヘッドフォンなどで手軽に消音対策が出来る楽器は安心です。
ダイニングキッチンに置いて
家族団らんの場で練習も可能でしょう。
2階でも3階でも設置もクレーンなど
大事にならず気軽に配置変更できそうです。
「ピアノが欲しい」だけではなかなか決められないものですね。
その3:長く大切に使うなら…?耐久年数も要チェック!
電子ピアノは電気製品です。
電気屋さんでも売っています。
他の電気製品と同じく必ず新しいものが
発売されます。
新しいものが出ると、古い物は価値が下がります。
部品の生産も期限が来ると終了します。
そうなると、壊れた時に修理が出来ません。
壊れたものを直すより
新しい物を買った方が安い
なんて、よく経験しませんか?
電子ピアノも同じです。
長く大切に使うことは出来ますが、
必ず修理が出来るとは保証できません。
耐用年数も使用環境によって
変わってくると思うので、
何年とお答えできません。
水に濡れれば壊れてしまいます。
雷が落ちてショートして
壊れてしまったケースもあります。
半永久的に使いたいのであれば、ピアノをお勧めします。
部品のなくなる心配もなく、
メンテナンス(調律など)を
きちんとすれば
孫子の代まで使えるかもしれません。
確かに高い買い物ですが、
愛着を持って大切に使うと
自分に馴染んでくれます。
ピアノは生き物という方もいます。
中古としての価値も電子楽器よりは高くつきます。
短い期間であれば、電子ピアノ
でもOK。
長く使うのであれば、熟考してみて下さいね。
その4:「音楽の道」を志すなら生ピアノ?音とタッチの違いとは
音楽専門の学校を目指すなら、
最終的にグランドピアノで
練習するのが一番良いと思います。
学校の練習室もアップライトを
置いてあるので、
音大生が全てグランドピアノを
持っているとは言いませんが、
レッスン室は全てグランドピアノでした。
アップライトピアノとグランドピアノでは
鍵盤の重さやタッチに違いが
出てきます。
ペダルも、アップライトピアノと
グランドピアノでは、性能が違います。
もちろんアップライトピアノでも
グランドピアノでも
種類によって様々なので、
例えば、家庭に置くサイズのグランドピアノと
コンサート用のグランドピアノでは
タッチも音色も違ってきます。
何より大きさが違うので、音の響きや鍵盤の感触も全然違います。
メーカーによっても好みがあるでしょう。
何より持ち運びが困難な楽器なので、
弦楽器や管楽器のように
自分の楽器を持って歩くことが難しいです。
自分にあったタッチや音のピッチに
調律してもらうこともできますが、
一般にはなかなか難しいです。
受験の時に調律師さんを連れて受験した話は聞いた事がないです。
(そんなことした人いるのでしょうか?世界は広いからいるかもしれませんね)
与えられたピアノで試験に臨むので、
その条件下で最良の演奏が出来るように
練習をするわけですから、
なるべく近い環境で練習したいと
思います。
なんだかすごい話に広がってしまいましたが、
プロの方でも電子ピアノを使う方もいるそうです。
お値段は生楽器くらい、
それ以上のものもあるので、
ひとえに電子ピアノと言っても
本当にピンからキリまでなんですね。
私が、生徒さんから相談されれば、
電子ピアノではなく、ピアノをお勧めします。
だって、「ピアノを勉強したい」のですから。
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大人のピアノ初心者がピアノを独学するときに考えたいポイントです。
あなたの気になるところを順番にチェックしてみてくださいね!
ライター:なみたま