醍醐寺(だいごじ)は、桜のスポットとして、とても有名で日本さくら名所100選に選ばれています。
世界遺産でもあり、一度は来ていただきたいお花見スポットなのですが、問題は アクセス方法です。
電車やバスを利用する複数のルートがあるので「簡単なんです!」って言われていますが、他の土地から来られる方には、ちっとも簡単じゃないはず。
そこで、京都に住んでいた私が、醍醐寺に行きたいけど、行き方が分からない貴方のために記事を書かせていただきました。
いくつかあるアクセス方法のうち、初心者向けの簡単なルートを厳選してご紹介します。お好きな方を選ばれたら良いかと思います。
丁寧に道案内をいたしますので、安心して醍醐寺にいらしてくださいね。
初心者おすすめルート1(京阪バス)
まずは一番簡単なアクセス方法をご紹介します。
「乗り換え無しで一気に現地まで行きたい!」
そんなあなたには「京阪バス」のみを使うルート1をお勧めします。
↓(徒歩)
京阪バス 山急醍醐寺ゆき乗車:8番のりば
↓(30分:料金300円)
醍醐寺終点
↓(徒歩)
醍醐寺
①京都駅八条口を出て、ホテル京阪前に向います。
※ホテル京阪東側 8番のりば
※1時間のバスの本数は1,2本
②駅を出ると目の前に、京都アバンティのビルが見えます。
※京都タワーや伊勢丹があったら、そこは逆の出口なのでご注意ください。
以下、大体の目安の場所を示した地図です。
※黒い丸印が「バス乗り場」になります。
以下は、バスの時刻表(土曜・休日用)です。
※この時間にプラスして、春と秋のシーズンには、8:50, 10:10, 11:30, 14:10, 15:30 の臨時便が追加されます。
※時刻はご参考程度に留めておいてください(平成28年1月31日確認のものです)。上記のほか、平日便も運行しております。
<地元の筆者からのお役立ち情報>
・醍醐寺までのバスの移動時間(30分)も、シーズンですと、大幅に変わる可能性が高いです。
・混雑していない平日にお越しの方、バス待ちの時間つぶしにはアバンティビルの6階にある、とても大きな本屋さんなど、いかがですか? 私はよくここを利用していました。
・京都を走るバスの種類は主に3つありまして、ご紹介する京阪バスは「赤と白」の2色カラーのおめでたそうな感じのバスなんです。
・京都のバスは、後ろから乗って前から降ります。料金は後払い。両替は事前に済ませておくのがマナーです。
・座席に座ってしまえば、後はのんびりとバスから京都見学が楽しめますよ。平日でしたら、このバスに乗るアクセス方法が一番いいと思います。
・京都駅は広いので「アバンティ横にあるホテル京阪はどこですか?」と何回でも周りに聞きながら現地に向かうとスムーズに移動できます。京都に慣れない方はどんどん聞いてくださいね。
・ホテル京阪を知っている方は多いと思いますが、アバンティの知名度がとても高いのでわざと名前を出しています。
初心者おすすめルート2(JR+京阪バス)
ルート1は、ホテル京阪の場所には少々歩きますし、バス本数も少ないのでシーズン中は混雑も予想されます。
「バス停まで歩くのが辛いんです!」
そんなあなたには「JR+京阪バス」のルート2をお勧めします!
↓(徒歩)
JR湖西線 堅田、近江、今津方面行き乗車:3番のりば
もしくは、
JR東海道本線 琵琶湖線 乗車:2番のりば
↓
↓(5分:料金190円)
↓
JR山科駅
↓(徒歩)
京阪バス山科駅
↓(徒歩)
↓
京阪バス 29A 西野山団地経由醍醐寺行き乗車:2番のりば
もしくは、
京阪バス 京阪六地蔵行き乗車:1番のりば
↓
↓(約20分:料金220円)
↓
醍醐寺、もしくは醍醐寺前
↓(徒歩)
醍醐寺
①3番のりば JR湖西線(堅田、近江、今津方面)行きに乗車ください
※2番のりば JR東海道本線 琵琶湖線 も山科駅を通りますので、こちらでも可です。
※どれに乗っても大丈夫です。山科駅には必ず停まります。
②JR山科駅を出たあと、まっすぐ歩いて踏切(JRの踏切ではなく、地下鉄の踏切です)を渡ると右手にバス乗り場が見えます。
③2番のりば 29A 西野山団地経由醍醐寺行きバス(時刻表に寺と書いてある箇所に乗ります。大と書いてある処は醍醐寺には行きません)にご乗車ください。
※1番のりば、京阪六地蔵行きバスにも乗車できます。2番のりばのバスは醍醐寺の中、ガレージで止まりますが1番のりばのバスは醍醐寺から少し離れて止まります。
※少しと言っても目の前はお寺なので迷う事は絶対にありません。待ち時間によって、どちらに乗るか決められたらよいかと思います。
以下は、京阪バス2番のりばからの時刻表(土曜・休日用)です。
以下は、京阪バス1番のりばからの時刻表(土曜・休日用)です。
※時刻はご参考程度に留めておいてください(平成28年1月31日確認のものです)。上記の他、平日も運行しております。
<地元の筆者からのお役立ち情報>
・既に「湖西線」(こせいせん)に乗車されている人は、京都駅で降りないで次の山科駅まで行ってください。
・電車から降りて、近辺に「3番乗り場」の表示が見えるくらい湖西線に近い人。そのまま3番乗り場に向って湖西線にお乗り下さい。3番乗り場に近い位置にいらっしゃる方にはこちらがお勧めです。
・4月10日など、非常に混雑する日に行かれるのでしたら、山科駅からタクシーを利用された方が移動のストレスが抑えられるかと思います(料金は2000円くらい)
醍醐寺からの帰り道:私のおすすめルート
結論から言うと、初心者さんには、
京阪バスに乗られるのがベストです。
(京都駅、もしくは山科駅行き)
しかし、土曜、休日ならば覚悟がいります。なぜなら、帰りのバスがあまりにも混雑しているからです。
大変でしたら
地下鉄醍醐駅まで(クネクネと歩く)初心者向けのルートがあります。
そこで、
地図を作ってみました!
迷わないよう、極力道を曲がらずに済むルートを考えて作っていますので、歩く時間が15分くらいかかりますことをご了承下さい。
以下、初心者向けの帰り道ルートです。醍醐寺の門(総門)を出て、お酒屋さんのすぐ横の道を中に入っていきます。地図では一本道ですが、実際は左右に曲がる道や坂道などたくさんあります。
以下、グーグルマップで示します。
青い点線は、中央付近で左に曲がっていますが、そうではなく、まっすぐ進むのが私のおすすめルートです。
以下、グーグルストリートビューで示します。
アクセスゲーム:地下鉄醍醐駅に行こう!
白い矢印をクリックして、地下鉄醍醐駅に行ってみましょう!
スタート地点は、私の地図(上記)でいうリカーショップはたやまさん(お酒屋さん)前の交差点です。
お酒屋さんの左の道をずっと直進するだけですが、操作が結構むずかしいです。クネクネ道(右にお墓)まで到着したら、相当なゲームの達人です。
※迷ったら、こちらの記事を再度読み込むとスタート地点に戻ります。
ゲームのヒント
リカーショップはたやまさん(お酒屋さん)の左の道をずっと直進し、高架橋を超えると、左に曲がる道が出てきますが、曲がらずに細い道を直進してください。
クネクネ道までたどり着いた上級者さんは、左に平和堂(鳩のマークの大きな白いスーパー)が見えるまでは進み、建物を少しだけ超えたところの交差点を左に曲がって下さい。平和堂の高架橋下(左側)に地下鉄入り口(青いマーク)が見えています。
スマートフォンからの白い矢印の操作は難易度が高いですが、うまく操作すれば、地下鉄入り口(青いマーク)までたどりつけます。ゲームを終えた頃には、地形図が頭に入っていますよ!
タクシーを呼ばれる方
MKタクシー 075-778-4141
55タクシー 075-601-3900
・山科駅まで行き、JRにお乗り換えください。
・もしも、タクシーで京都駅までいくと3500円くらいが目安です。
地下鉄「醍醐駅」から「JR京都駅」までのアクセス
①地下鉄東西線 醍醐駅にて、太秦天神川行きに乗車します。
②地下鉄山科駅で下車し、地上に上がった後、JR山科駅に歩きます。
※姫路、加古川、網干方面にお乗り下さい(滋賀県方面には絶対に乗らないで下さい)本数はそこそこあり、全て京都駅に停まります。
③次の駅が京都駅です。
醍醐寺の桜 ~豊臣秀吉のお気に入り~
最後になりますが、醍醐寺の桜について簡単に紹介させていただきます。
豊臣秀吉がとても派手な花見をしたという話から、醍醐寺は「花の醍醐」と呼ばれています。
それにちなんで年に一度、豊太閤花見行列が催されるんです。
2016年は、4月10日(日曜日)13時~15時開催です。この日を逃すと次は来年。機会があれば是非見にいきましょう!
本数:約1000本
見頃:3月下旬~4月上旬
ライトアップ:アメリカンエキスプレスカードを持っている方のみ限定公開されているようです(2015年実績より)
拝観時間:午前9時~午後5時まで(受付午後4時半まで)
拝観料:600円~
問い合わせ先:075-571-0002
おわりに
醍醐寺へ向うのは記載した通りに行かれましたら、大して難しくないんですが、難関なのは、初めて醍醐寺に来た人が初めて地下鉄に乗って帰るケースなんです。
第3章で地図を書きましたが、こんな簡単そうな地図で本当にたどり着けるのか、不安になるかと思います。
でも、ちゃんと着きますから大丈夫です!
前へ前へと歩いてくださいね。
迷子になりやすい方は、上記のグーグルストリートビューで一度歩かれてみる(白い矢印をクリックする)と、イメージがつかめて自信がつきます。地図の操作が難しいですが、私の書いた地図の緑の謎のモジャモジャの正体も分かりますよ!
醍醐寺は一度来て道が判れば、そこからは、もう簡単!
京都が誇る醍醐の桜、どうぞ、毎年でも、何回でも、存分に楽しんでくださいませ。