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生活のQ&A

病気平癒・健康祈願で難病に効果がある有名な神社・お寺14選!

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私たちは、神社やお寺にお参りるする時、自然とこんなふうに願いながら手を合わせます。

「体が良くなりますように」「皆が健康でいられますように」

病気平癒の祈願や健康祈願は、私たちの日々の願いでもあり、神仏に手を合わせることも多いです。

ですから、難病に効果があると聞くと、「どのようなところで、どんなお願いが叶うか」とても知りたくなります。

日本各地には、「体の部位や病気を限定して効果があるという神社やお寺がある」と聞きます。

こういった神社などでは、身体の状態や病気によって祈願でき、御札やお守りがあればとても励みになりますよね。

そこで、このような疑問を持ちました。

 

  • 病気平癒や健康祈願だけでなく、難病が治る有名な神社やお寺は?
  • 体の部位病気の種類で病気治癒を祈願できるの?
  • 難病に効く健康祈願や病気平癒の御札やお守りはあるの?
  • 神社やお寺に、難病にご利益のある場所があるって本当?

 

今回は、関東・関西以外の地域にあり、難病に効くとされている健康祈願で有名な神社とお寺に絞ってみました。

病気平癒や健康祈願だけでなく、体の部位や病気などを分類して、わかりやすく解説します。

「あの有名なところで祈願ができるの?」ときっと驚くことでしょう。

それでは、さっそくご覧になってください。
 

   

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病気平癒・健康祈願で難病に効果がある有名な神社7選

全国には、由緒ある神社が各地にあり、観光客も多く訪れています。

また、地元に長く祀られてきた由緒ある神社が、あまり知られていなかったりします。

でも実は、病気平癒や難病に効果がある」ということは、古くより言い伝えられてきており、周知の上という場所も珍しくありません。

ここで紹介するのは、有名な神社で病気平癒が叶い、一緒に身体健全の祈願もできますよ。

それでは、全国の病気治癒や無病息災の祈願ができて、さらに難病にご利益のある神様がいる神社を7つ紹介していきましょう。

 

1.諏訪大社(長野)

長野県・諏訪湖の周辺に社を構える諏訪大社は、上社本宮・上社前宮・下社春宮・下社秋宮の4カ所に境内地をもつという、独特の形式を持った神社です。

 

正式名称:信濃國一之宮 諏訪大社
住所:上社本宮:長野県諏訪市中洲宮山1 下社秋宮:長野県諏訪郡下諏訪町5828
施設利用時間:9時~16時
電話:上社本宮 0266-52-1919 下社秋宮 0266-27-8035

 

歴史は古く、古事記には御祭神・建御名方神(たけみなかたのかみ)が、出雲神話における国譲りに反対し、力比べをして破れて逃れた諏訪に、国を築いた経緯があります。

また日本書紀には、持統天皇が勅使(ちょくし)を派遣したとあります。

諏訪大社には本殿はなく、上社は御山を御神体に、秋宮は一位の木を、春宮は杉の木を御神木とし、”原初の神祀り様”を伝える、最も古い神社の一つとされています。

また7年目ごとに、寅と申の年に行われる御柱祭(式年造営御柱大祭)は、804年の桓武天皇の御代から、信濃国一国をあげて盛大に行われるようになりました。

現在でも、諏訪地方の氏子20万人以上がこぞって参加する、雄大な祭りとして有名です。

この御柱4本が、4宮それぞれに納められているので、参拝時にそれを拝覧されるといいでしょう。

諏訪大社は、諏訪湖の北側の下諏訪駅側に下社、南側の諏訪IC側に上社があり、上社と下社の距離は10km以上離れています。

公共交通機関を使っての移動も時間が掛かるため、一度に参拝するときにはスケジュールを立てる必要があります

上社本宮の御祭神は建御名方神上社前宮・下社の御祭神は八坂刀売神(やさかとめのかみ)です。

諏訪湖の御神渡は、「上社から男の神が、女の神がいる下社に通った跡」とされ、離れている二人の神が出会えると話題にも。

ご祈祷は、上社本宮幣拝殿と下社秋宮神楽殿で執り行われ、どちらでも受けつけていますが、事前に確認をしておくといいでしょう。

受付時間は9時~16時で、ご祈祷料は5,000円からになります。

病気平癒・健康祈願のお守りは3つあります。

 

  • 御柱守(白の袋守):500円
  • 御柱守(御柱でつくられた木札守で首から下げられる):500円
  • 薙鎌守(なぎがまもり)(薙鎌が翡翠に諏訪特産の黒曜石を施したストラップ型):2,000円

 

御柱守は、御柱祭の時にしか手に入らない貴重なお守りで、身につけることで御柱の強さを賜れます。

諏訪大社は、パワースポットとしても知名度が高く、由緒ある場所が随所にあるので、時間をとってゆっくり巡るといいでしょう。

 

2.熊野那智大社 那智御瀧 飛龍神社(和歌山)

紀伊半島の海岸線から那智山に向かって進むと、麓に熊野那智大社があります。

ここを訪れると、不思議なパワーに包まれると聞きます。

 

正式名称:熊野那智大社
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
祈祷受付時間:8時~15時30分
電話:0735-55-0321(代表)

 

紀元前662年、神日本磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと)が御東征のときに、那智の浜に上陸します。

そのとき、光り輝く山を目指したときに那智御瀧(那智の滝)をみつけ、その御瀧を大己貴命(おおなむちのみこと)の御神体としてお祀りしました。

そして、天照大御神が遣わした八咫烏(やたがらす)によって、無事に大和の檜原に到着され、桓武天皇として即位されました。

そののち、熊野の神々の光が峯に降臨され、御滝本にお祀りしていました。

そして、317年に山の中腹にあらためて社殿を設けて熊野那智大社とし、神々や御瀧の神様をお遷ししました。

御本殿には五殿あり、主祭神は熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ・イザナミノミコト)です。

ちなみに、拝殿には御瀧様も併せて祀っているため、一柱多く神様を奉斎しています。

ご祈願は、御本殿と那智御瀧が御神体となった、別宮の飛龍神社で賜れます

本宮から、歩いて17分ほどの飛龍神社は本殿も拝殿もなく、直接滝を拝む形で、拝所する際は300円納めて入ります。

病気平癒・健康祈願のご祈願は、御瀧のパワー(水しぶき)が受けられ、延命長寿の水「滝つぼの水」も飲めるのでおすすめしたいです。

病気平癒・健康祈願のお守りは4つあります。

 

  • 無病息災守(ひょうたん型ストラップ・6色で体の部位を表現):800円
  • 健康守(赤・青 袋製):800円
  • 腕輪守(那智原生林の杉玉製):3,000円

 

なかでも、特におすすめなのが腕輪守です。

紀伊半島大水害で被害を受けた、樹齢300年以上の杉で奉製され、熊野の神々のご加護を身につけていられる、とてもありがたい品です。

また、八咫烏が境内にお祀りされていることもあり、サッカーファンやスポーツ祈願の地としても、知名度が高いようです。

境内の中にある御神木の楠は樹齢800年で、幹の中が空洞で「胎内くぐり」ができます。

300円を納めて、護摩木に願い事と名前を書いて中に入り、出口の護摩舎に納めると、無病息災と長寿のご利益があるので、ぜひチャレンジを!
 

3.八幡総本宮 宇佐神宮(大分)

宇佐神宮は、大分・宇佐の中心的存在に位置しています。

八幡造の御本殿は、46,000社の八幡宮の総本社として鎮座しています。

 

正式名称:八幡総本宮 宇佐神宮
住所:大分県宇佐市南宇佐2859
上宮開門時間:4月~9月(5時30分~19時) 10月~3月(6時~19時)
電話:0978-37-0001(宇佐神宮庁)

 

御祭神の八幡大神(応神天皇)が、571年に宇佐にご示顕して、大陸の文化と産業を輸入されました。

725年にこの地に御殿を造立し、八幡神をお祀りしたことが「宇佐神宮」の創建です。

上宮には3つの本殿、下宮は上宮の御分神をお祀りし、境内や周辺に摂社や由緒あるものが多くあります。

その中の境内にある菱形池は、「霊池」として知られています。

鍛冶翁(かじのおきな)の言い伝えによる三つの霊泉(ご霊水)があり、持ち帰れますが飲用ではありません。

ご霊水をお供えすると、災難や厄から守ってくださるご利益が得られます。

また、本殿の前にある樹齢約800年の御神木に触れながらご利益を願うと、御神徳がいただけるといわれています。

病気平癒の御祈願は上宮祈祷殿で執り行われ、受付時間は9時~16時で、初穂料は5,000円からです。

病気平癒・健康祈願のお守りは3種類あります。

 

  • 勾玉腕輪守(勾玉が施されたブレスレット型):3,000円
  • 病気平癒守(八幡大神ご降臨を表した袋守):800円
  • 病気平癒守(金地の袋守):800円

 

特におすすめなのが、勾玉腕輪守の数珠です。「天の岩戸神話」の際に使われた勾玉のご利益があり、直に身につけることで体を守ってくださいます

上宮の社務所には、願掛けひょうたん絵馬がありますから、病気平癒・健康祈願をお願いするといいでしょう。

 

4.建部大社(滋賀)

琵琶湖の最南端の唐橋を渡り、奈良時代前半に「近江国内の政治」が執り行われた瀬田の地に、建部大社は鎮座しています。

 

正式名称:近江國一之宮 建部大社
住所:滋賀県大津市神領1-16-1
時間:9時~16時30分
電話:077-545-0038(代表)

 

御祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)です。

32歳で崩御された尊の永眠をなげいた父・景行天皇が、御名代を「建部」と定め、その功名を伝えるべく創られたのが起源とされています。

本殿に日本武尊、権殿に大己貴命が祀られ、本殿を囲むように上座に4社(景行天皇・皇后・御妃・御子)と、下座4社(家臣たち)の社があります

御神木の三本杉は、大己貴命(おおなむちのみこと)を権殿へと奉祀された際に、一夜にして成長したと伝えられています。

日本武尊・大己貴命の二柱の神様をもって、「近江国一之宮」と定められました。

ここには願い石があり、霊験あらたかな白石を持ち帰り、願い事を石に書いて朝夕願掛けをすると、願い事が叶うといわれています。

叶った暁には、石を神様にお返しください。(ご祈祷料1,000円

また建部の御神水は、本殿奥の山林から湧き出ており、その場でいただくことも持ち帰ることもできます。

ご祈祷の受付時間は9時~16時30分で、祈祷料は5,000円・10,000円、所要時間は15~20分です。

病気平癒・健康祈願のお守りは2つあります。

 

  • 勝守(白地に勝守の袋守 赤・青):500円
  • 病気平癒御守(紫袋守):1,000円
  • 身体健願(御札型鈴つきストラップ):500円

 

特におすすめなのが、病気平癒守と勝守のセットで、日本武尊の強さを身につけることで、更に病気に打ち勝つ力を授かれるでしょう。

本殿の裏にある菊花石は、自然に菊の模様が浮き出たという珍しい石で、病気平癒や長寿のご利益がいただけるので、ぜひご拝願ください。

 

5.薬萊神社(やくらいじんじゃ)(宮城)

薬萊山を西に臨む薬萊神社の歴史は古く、病から人々を守り助けるために創設された、由緒ある神社です。

 

正式名称:薬萊神社
住所:宮城県加美郡加美町字上野目大宮7
時間:問い合わせてください
電話:0229-67-2312(社務所)

 

737年に鎮守府将軍・大野東人が、軍事輸送のために色麻柵より出羽国に至る道路「玉野道路」を開きました。

その際に、悪疫が大流行して多くの兵士や人夫が倒れ、現場は窮地に陥ります。

将軍は、薬萊山に医薬の守護神大己貴神(おおあなむちのかみ)少彦名神(すくなひこなのかみ)の二神を祀りました。

病気の鎮状と工事の完成を祈願し、無事に工事が完了して、それが神社の創建となりました。

804年には、征夷大将軍・坂上田村麿呂が薬師社として勧請(かんじょう)します。

以降、山号を薬萊山と称し、医薬の守護・病難退散・寿福招幸の守り神として、長く地域に信仰されています

病気平癒のご祈祷として、病難退散祈祷を行っていますが、事前予約が必要なので必ずご連絡を。

病気平癒のお守りは4種類あります。

 

  • 病難退散守(錦袋 *持ち歩けるように):500円
  • 病難退散御守護(桐箱入り *枕元に):1,000円
  • 病難退散肌守(カード型 *肌着や寝間着に縫い付け可能):300円
  • 病難退散玉守(ストラップ型 *診察券入れや保険証入れに):500円

 

特におすすめなのが、桐箱入りの御守護で、お見舞いとしてふさわしいでしょう。

また、入院されている方や通院中の方など、状況に応じてお守りを選んでもいいのではないでしょうか。

薬萊山の山頂には奥宮があるので、ここを参拝すれば、さらにご利益を得られることでしょう。

神社から少し離れていますが、ぜひ訪れてみてください。

 

6.東北の伊勢 熊野大社(山形)

和歌山・熊野信仰を受け継ぐ、山形の熊野大社は、1200年以上の歴史を持つ、県内最古の茅葺屋根建築が美しい神社です。

 

正式名称:熊野神社
住所:山形県南陽市宮内3476-1
参拝時間:8時~17時
電話:0238-47-7777(代表)

 

熊野信仰の中でも、特に有名な三社は日本三熊野と呼ばれています。

 

  • 和歌山の熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)
  • 長野の熊野皇大神社
  • 山形の熊野大社

 

熊野大社は、806年に平城天皇の勅命(ちょくめい)により再建されたと伝えられています。

その後も、時の天皇や法皇の恩恵を受け、のちに熊野修験の場としても栄えました。

境内には30柱の神様が鎮座し、これらを巡ることで多くのご利益を賜れます。

熊野大社に古くから伝わる太々神楽は、伊勢の神宮直伝を許されたもので、日本最古で最も尊いお神楽とされています。

中でも、倭舞(やまとまい)人長舞(にんちょうまい)は、神宮の祭りには欠かせない御神楽で、今では伊勢神宮と熊野大社だけに伝わる御神楽となりました。

太々神楽を奉納し、熊野大神様のお力を頂戴する最も大切な祭りを参宮」といいますが、ご祈祷を賜れるので、ぜひお申込みください。

参宮は1月~3月の新春参宮と、10月・11月の秋参宮の時期に執り行っています。

日程と時間が決められているので、ご祈祷料なども確認してください。

病気平癒・健康祈願のお守りは3種類あります。

 

  • 折形のお守り(紙包み):500円
  • 命(むすひ)守り(白に「命」が入った袋守・鈴付き):500円
  • 健康守り(赤・青 袋守):500円

 

中でもおすすめは、命守りと折形守りのセットです。

折形守りは、お贈りする方の「守りたい」という思いが伝わり、身につけやすい大きさです。

本殿裏にうさぎが三羽隠し彫りされていて、それを見つけた人は願い事が成就するといわれています。

また、「ねがひふみ」にお願い事を投函もできます。

それにちなんだ、うさぎのお守り結うさぎ」はとてもかわいいので、おみやげにどうぞ。

 

7.出雲大社(いずもおおやしろ)(島根)

八雲立つ出雲の国が神の国・神話の国として、その中心となる大国主大神をお祀りしているのが出雲大社です。

 

正式名称:出雲国一宮 出雲大社
住所:島根県出雲市大社町杵築東195
参拝時間:6時~20時
電話:0853-53-3100(社務所)

 

御祭神・大国主大神は、国土を開拓され、農耕・漁業・殖産から医薬の道など、人が生きていくうえで必要な基盤造り、いわゆる国づくりの大業を成し遂げました

天照大御神はその偉業を感謝し、「天日隅宮(あめのひすみのみや)」という住居をお与えくださり、それが出雲大社と伝えらえています。

「天下無双の大廈(二つと同じものがない壮大な神殿)」と称えられる御本殿は、その度々の御造営・御修造遷宮(せんぐう)を繰り返し、今にその姿を受け継いできました。

 

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. . 何度訪れても神聖な気持ちになりますね😶 . . #出雲大社 #旧大社駅

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古式ゆかしき社で、正式な参拝を行ったあとは、拝殿の左側にある神楽殿でご祈祷を賜りましょう。

受付は、当日8時30分からで、ご祈祷料は5,000円・8,000円・10,000円以上、9時~16時30分に手前にある庁舎でお申し込みください。

ご祈祷を申し込むと、通常は入れない八足門の内側に入り、御本殿のお近くで参拝が叶いますよ。

病気平癒・健康祈願のお守りは3つあります。

 

  • 壮気健全御守(錦袋・3種類):1,000円
  • 神在祭守り(錦袋・神在月限定):1,000円
  • 神在祭守り(小袋・神在月限定):300円

 

中でもおすすめは、神在祭守りです。

神在月の11月中旬から12月にかけて、出雲に全国800万の神が集まり、神様たちの会議が行われる時期のものなので、格別のご利益が受けられます!

ご祈祷の際に、御札とともに病気平癒のお守りもいただけます。

出雲大社の境内は、神が降臨した地として、神聖で重みのある社が多くあるので、丁寧にじっくりとご参拝ください。

出雲といえばいなばのしろうさぎ伝説が有名ですが、境内にはなんと46羽のうさぎが!

あちこちにいるうさぎたちを、探してみてはいかがでしょうか。

全国にある神社の中には、人々を病から守ったり癒したりする、ご利益を賜れるところが数多くありました。

その中でも有名であったり、地元で愛されたりしている神社の創設は古く、由縁が興味深いものばかりでしたね。

次では、全国にある、病気平癒・健康祈願で難病に効果がある人気のお寺を7つ紹介していきます。

お寺は神社と由縁が違いますが、宗教の力で人々を救ってきた歴史があります。

その興味深い言い伝えも交え、詳しく案内していきますよ。
 

 

病気平癒・健康祈願で難病に効果がある有名なお寺7選

医学というものが、人々に行き渡るようになった歴史はまだ浅く、病に苦しむ人々がすがったのがお寺や神社です。

「祈ることや願うことで、病が克服できる」と信じ、それが叶うこともあって功績になりました。

病も体の部位や病名などさまざまですが、その病に効くと謳われたお寺が各地に存在します。

さっそく、難病に効果のあるお寺を7つ紹介していきましょう。

 

1.無量寺(がん封じ寺)(愛知)

愛知県蒲郡市にある無量寺は、名鉄蒲郡線・西浦駅下車徒歩5分と、アクセスがよくわかりやすい場所にあるお寺です。

 

正式名称:真言宗醍醐派 無量寺(西浦不動)
住所:愛知県蒲郡市西浦町日中30
時間:8時~17時
電話:0533-57-3865(代表)

 

祀られている御本尊・西浦不動が、難病封じのご利益がある」と謳われています。

西浦不動は不動明王。疫病退散の守護神と崇められていることで、ある時がんを患った信者が病難退散を強く願ったところ、ご利益を賜りました。

それからは、がん封じにご利益があるという寺として知れ渡るようになり、病気平癒を願う参詣者が多く訪れるようになりました。

無量寺のがん封じ堂の周囲には、がん封じ願掛け絵馬がたくさん掛けられていて、多くの方が参詣に訪れていることがわかります。

絵馬は500円人形が描かれており、直してほしい部位を黒く塗って祈願します。

がん封じや病気平癒のお守りも種類が多く、住職による「ガン予防の心得」の説法も聞けますよ。

病気平癒のご祈祷は3,000円からで、3人僧侶でご祈祷し、御札御守枕に敷く布とお箸がいただけます。

ご家族や知人のための願掛けに、参詣してみてください。

 

2.せんき薬師 西福院(愛知)

愛知県稲沢市にある西福院は、せんき薬師の名で通っています。

 

正式名称:真言宗智山派 日出山西福院 せんき薬師
住所:愛知県稲沢市大塚南3-28
時間:0587-32-2531
電話:9時~12時、13時~15時(火曜日定休)

 

江戸時代初期に開創し、御本尊は東方浄瑠璃浄土教主薬師瑠璃光如来(薬師瑠璃光如来)で、左右に「日光菩薩」と「月光菩薩」を控える薬師三尊が祀られています。

地元ではおせんきさん」と慕われ、身体や心の病気平癒の霊験とご利益が得られることで、参詣者も多く訪れています。

せんき薬師の云われは、疝気(診断できない腹部臓器の疾患の総称)からです。

”せんき”が筋や腺の病に当たることから、がん悪性腫瘍に関するご祈祷を受ける方がとても多いようです。

病気平癒・がん封じ・疳の虫封じなどのご祈祷ができ、その際は使用している衣類や写真を持参してください。

 

  • 普通祈祷:初回祈祷料は3,000円、2回目以降は2,000円
  • 特別祈願:1週間祈祷料は5,000円、3週間は7,000円、1ヶ月は10,000円

*いずれもご祈祷札と御守

 

病気平癒のお守りは5つあります。

 

  • 病気平癒健康回復守(袋型 色10色):500円
  • 病気平癒健康長寿「おさすり守」(薬師の御手 ミトン型):1,000円
  • 病気平癒健康長寿「腹まき守」(薬師が描かれた腹巻):2,500円
  • がん封じがん平癒守(袋型 色10色):500円
  • せんき守(袋型 色10色):500円

 

また、「真言密教において最高の祈祷法」と云われるお護摩祈祷も叶いますので、予定日を確認していらしてください。

 

3.平等寺 四国霊場第二十二札所(徳島)

四国八十八ヶ所霊場第22番札所にあたる平等寺は、四国阿南市にあります。

 

正式名称:白水山 医王院(日光院)平等寺
住所:徳島県阿南市新野町秋山177
本堂開閉時間:6時~17時
電話:0884-36-3522(代表)

 

814年、弘法大師空海が四国を巡鍚し、この地に着き清らかな水(閼伽水)を求めて井戸を掘ると、乳白色の甘露水が湧いたことから、この地が密教修行の霊地と察します。

ある日、禅定(瞑想)に入られたところ、五色の光とともに空中に鑁字(ばんじ)が現れ、やがて薬師如来としてお姿を現します。

「あらゆる人々の心と身体の病を平等に癒し去る」

そう誓い、それを一刀三礼で木彫りしたものが、御本尊・薬師如来坐像です。

平等寺は、この霊水で人々の平等な幸せを願い、一切の衆生を平等に救済する祈りを込めてつけられました。

病気平癒のご祈祷は護摩焚きによるもので、所要時間はおよそ2時間にも及びます。

しっかり拝んで、回復を強く願ってください。

 

  • 一座祈祷(1回の護摩供で祈願):2,000円
  • 月間祈祷(3回の護摩供と毎朝の勤行で1か月祈願):5,000円
  • 年間祈祷(36回の護摩供と毎朝の勤行で1年間祈願):30,000円
  • 特別祈祷(願主と日時を相談し、特別に一座の護摩供を修法):30,000円

 

また、「健脚に霊験あらたか」ともいわれているので、足腰の平癒のための祈願も多いのが特長です。

空海が掘り当てた井戸水(弘法の霊水)は、今も男坂の下にこんこんと湧き出ています。

弘法の霊水は万病に効くといわれ、病気平癒を願う人達に飲用されています。

容器があって持ち帰れるので、差し上げるといいですね。

 

4.天寧寺(てんねいじ)尾道(広島)

坂が多く、観光客でにぎわう広島・尾道市の高台に位置する天寧寺

目の前を電車が通り、尾道七佛めぐりのお寺の一つとしても知られています。

 

正式名称:曹洞宗 海雲山天寧寺
住所:広島県尾道市東土堂町17-29
時間:9時~16時30分
電話:0842-22-2078(代表)

 

開基は1367年、万代道円の発願により、足利氏によって臨済宗の寺として開山し、発展していきました。

その後下賜(かし)され、江戸時代になって三原の宗光寺の一雲椿道によって再興され、曹洞宗に改宗しました。

御本尊は宝冠の釈迦如来で、いつでも拝願ができます。

本堂前の羅漢堂には、檀信徒から寄贈された五百羅漢像526体あり、圧巻の凄さで納められています。

本堂の左に祀られている賓頭慮(びんずる)さんは「さすり仏さん」と慕われています。

自分が患っている場所と、同じ場所を撫でると治ると言われているため、病気平癒の祈願をする人も多いようです。

また、病気平癒のお守りとして人気があるのが、お守りブレス念珠「蛍石(フローライト)」です。

 フローはラテン語で「流れる」を意味し、この石の緑には感情の乱れを防ぐ安定効果があります。

そのため、病気を癒し、情緒を落ち着かせ、心身を回復に導く力を与えてくれます。

春は見事な枝垂桜と白木蓮、数百本の牡丹の花が、美しく境内を彩ってくれるので、この時期の参詣をおすすめします。

 

5.ガン封じ・厄除けの寺 玉泉寺(岡山)

岡山のがん封じ・厄除けの寺として知名度の高い玉泉寺は、中国山地の深山霊谷にあります。

開創は平安時代後期、勝山領主・三浦美濃守の命により、宥沢大和尚が僧坊一宇を建立された古刹の寺です。

 

正式名称:高野山真言宗 金龍山玉泉寺
住所:岡山県真庭市鉄山857
参拝時間:8時~17時
電話:0867-56-2366(代表)

 

本堂には御本尊・大日如来像を遷座し、がん封じ、厄除のご利益としては不動明王祀疫病退散の守護神として祀っています。

また、裏山の薬師堂には薬師如来が祀られており、もとより病気平癒の御祈願が叶う寺として存在しているのです。

病気平癒のご祈祷として、玉泉寺はがんの闘病に関し、細分化された祈願を賜れることが大きな特徴といえます。

なんと、ガン封じ祈願・ガン平癒祈願・再発移転防止祈願と、ガンの予防・平癒・再発防止が叶うのです!

ご祈祷受付時間は9時~15時で、ご祈願料は期間によって異なります。

 

  • 普通祈願(紙札・肌守・竹箸/1日だけの祈願):3,000円
  • 1週間祈祷(一尺木札・肌守・竹箸/1週間毎日祈願):5,000円
  • 1ヶ月間祈祷(一尺木札・肌守・竹箸/1ヶ月間毎日祈願):10,000円
  • 6ヶ月間祈祷(一尺二寸木札・肌守・竹箸/6ヶ月間毎日祈願):30,000円
  • 1ヶ年間祈祷(一尺五寸木札・肌守・竹箸/1ヶ年間毎日祈願):50,000円 

 

紙札は寝室か表が南向きの高いところに、木札は仏壇・神棚・床の間などにお祀りください。

お祀り後は、お礼参りに参詣しましょう。

病気は長く罹ることが多いため、長期にわたってご祈願いただけることはありがたいことなので、ぜひおすすめしたいです。

 

6.一畑薬師(総本山一畑寺)(島根)

一畑寺は、島根・出雲神話の国引きの舞台を一望できる、島根半島の中心部に位置する一畑山上にあります。

「目のお薬師さま」として、古くから全国的に知られています。

 

正式名称:臨済宗 醫王院一畑寺
住所:島根県出雲市小境町803
総受付時間:8時30分~17時
電話:0853-67-0111(寺務所)

 

創開は894年、一畑山の麓の赤浦海中で漁師の与市が、立派な薬師如来を引き上げ、大事に礼拝すると次々とお告げが。

それを実行すると、目が開かなかった母の目が開き、与市は導きによって四間四面のお堂を造営して安置します。

与市は、自らも出家して補然と改め、摩訶止観の法を受け、医王寺としてお寺を開きました

その話は遠方まで広まり、「めのやくし」「一畑のやくし」と呼ばれるようになり、目の病に悩む人が救いを求めて参詣するようになりました。

薬師本堂には、御本尊の薬師三尊十二神将「目のお薬師さま」「子供の無事成長の仏さま」として、あつく祀られています。

観音堂の御本尊瑠璃観世音菩薩で、お堂の正面には中国の観音聖地・普陀山より請来された瑠璃観世音菩薩石像があり、百八観音霊場のお砂踏みができます。

病気平癒のご祈願は、眼病平癒と当病平癒があります。

ご祈祷は、決まった時間に約20分毎日行っており、板札には祈願者名を墨書します。

ご祈祷時間は季節によって異なりますので、公式サイトにてご確認ください。

 

  • 紙札(中):3,000円
  • 紙札(大):5,000円
  • 板札(中):10,000円
  • 板札(大):20,000円

 

日日祈祷は、毎日ご祈念奉読し「日日祈祷帳」に墨書されて、毎月八日の例月祭にて特別祈祷されます。

 

  • 1ヶ月間:30,000円以上
  • 半年間:60,000円以上
  • 1年間:100,000円以上
  • 5年間:300,000円以上
  • 10年間:500,000円以上
  • 終身:1,000,000円以上

 

特におすすめしたいお守りが眼身守で、眼と体を守ってくれる袋守なので、身につけるといいでしょう。

ほかに、お茶湯は一畑で採れた茶葉を、薬師堂の井戸から汲み上げられた御霊水で淹れたありがたいものです。

徳利(500円)は、このお茶湯をこれで持ち帰れます。

御霊茶(500円)はご祈念がかかったもので、飲んだり目につけて洗ったりして、仏壇や神棚にお供えしてご利益をいただく信仰のお茶です。

特に目を守りたい方は、このお茶湯をまぶたにつけ、両手を合わせてご真言を唱えながらいただいてください。

 

7.法華獄薬師寺(宮崎)

宮崎県にある、日本三薬師の一つとされる法華獄薬師寺は、山間にありながらも、古くより病気平癒のお寺として人々を救ってきました。

 

正式名称:真金山 法華獄薬師寺
住所:宮崎県東諸県郡国富町大字深年4050
時間:電話にて問い合わせ要
電話:0985-78-1004

 

714年の8月8日、高僧行基菩薩釈迦岳の山頂に、釈迦如来の石像を安置して、「金夆山・長喜院」として創設しました。

平安時代になり、最澄が唐から帰国して、九州を巡鍚(じゅんしゃく)されたときにここに留まります。

そして、自ら薬師如来像を彫って安置し、寺の名を「真金山・法華獄寺」に変えて今に至っています。

さらに、「病気平癒の謂れ」ともいえるお話があります。

平安時代の歌人・和泉式部は病気になり、「日向の法華獄薬師に参拝すれば治る」というお告げを受けました。

そのため、参拝に訪れて日日祈願すると病気平癒します。

それが京に帰る道すがらのこと、愛染川で渡れずに困っていた汚い身なりの年寄りに、おぶって渡して欲しいと言われます。

そこで、それを断り一人渡ると、もとの病気を患っていました。

年寄りは薬師如来の化身だったと悟った式部は、身投げをしようとします。

しかし、薬師如来の「優しく清い心を持てば治る」というお告げに、再度一心に祈願して、無事に病気平癒し京に戻った、ということです。

古くは、ここの地を治めていた伊東家の祈願寺としたあと、島津家に変わったのちも常に50人の僧侶がいる大寺院として栄え、薬師寺として知れ渡っていきました

創設より、護摩祈祷による供養・祈願を執り行っています。

病気平癒の祈願護摩祈祷も受け付けていますので、詳細についてはお問合せください。

法華獄薬師寺の西にそびえる釈迦岳は、お釈迦様の霊山として崇められ、修行の場になっていました。

ご祈願すればお釈迦様のご加護もある、パワースポットなのです。

関東や関西だけでなく、全国に謂れのあるお寺がたくさんありましたね。

薬師如来が、場所を選ぶように創設したところもあってか、不思議なことも多いです。

また、実際に病気平癒の云われがあり、医学が発展した今でも祈願する人が絶えません

「祈る、願う、それが人の根本であり、仏様を崇め慕う思いを叶えてくださるそう信じられてきたのでしょうね。

 

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まとめ

では、これまでのポイントをまとめてみましょう。

  • 全国でも有名な神社やお寺病気平癒と健康祈願ご祈願が受けられる
  • 全国で仏教由来の歴史あるお寺は病気平癒と健康祈願のご祈願が受けられる
  • 難病に効果のある神社やお寺は謂れの深いご祈願が受けられる
  • 難病によいとされるものは長いこと受け継がれ、今も求められている

 

全国には、古い神社の形式を守っている社や、仏教伝来時に伝わったとされるお寺があり、それらは人々を救ってきました。

神社は神の力で、お寺は信仰の力で。

特に、難病に関わる言い伝えがある場所には、必ず奇跡とも思える降臨があり、それによって病から立ち直る術を導いていました。

時代が変わり状況が変化してもなお、私たちは手を合わせて願い続けます。

「病は気から」

それを除くためには、その神社やお寺の正式な参拝や参詣を行い、真摯に向き合うお参りを心がけてください。

きっと、その願いは届きますよ。

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