TVCMでおなじみの「小林製薬のナイシトール」。
2005年に発売されて以来、年間売上げ500億円!?という驚異的に売れ続けている大ヒット商品です。
ずっと気になっていたという人は、結構多いと思います。
ぽっこりお腹が気になっている筆者も、まさにいまナイシトールを試そうと考えているひとりです。
ですが、ナイシトールには3つのタイプがあるようで、【効果が一番あるのはどれか?】が気になるところですよねー。
ここで、「せっかく試すなら、最大限に結果を出したい!」と、あせるキモチはよーーーくわかります!
ですが、まずは私が体験した「ある失敗談」をお話しさせてください!
実は、この体験をするまでは、迷ったら一番高いタイプを選ぶ傾向があったんです。
その体験とは…。
半年くらい前に、便秘がちな人向けの漢方薬を試したんですが、種類がいくつかあったので、迷わず高いタイプを飲むことに。
すると、飲み始めて1週間くらいで顔に湿疹がではじめ、だんだんと湿疹の範囲も広がり、痒みも増す始末…。
最終的に飲むのをやめることで、症状は落ちつきましたが、皮膚科にはしばらく通院する羽目になってしまったんです。
こんな体験をしたことから、【自分に合う商品選び】に対して、とても慎重になりました!
そんなわけで今回は、お腹の脂肪を落とすと評判の高いナイシトール3タイプを徹底的に比較していきたいと思います!
さらに、以下の内容もあわせてお伝えします。
・知ってますか?ナイシトールの本当の効果とは?
・さらに効果アップ!ナイシトールのおすすめの飲み方
せっかく試すなら、一番自分に合った商品を選んで、さらに効果的な飲み方をして、より効果アップをねらいたいですよね!
それでは、まずは種類の違いからみていきましょう!
目次
迷ったらまずはこれを見て!ナイシトールの種類による違いとは?
ナイシトールZ、ナイシトールG、ナイシトール85a、それぞれ良さそうで、迷う迷う…。
実際、 安い商品ではないので、筆者は1日あたりのお値段もすごく気になってしまいます。
他にも、入っている成分の量や原生薬量(エキスを抽出する量のこと)、吸収するスピードなどの違いがどうなっているのか?が気になるところです。
そこでまずは、これらを比較してみたいと思います!
『3種類あるナイシトール、どれにしたらよいかな?』で迷っている人は、この章は特にじっくり読み進めてくださいね!
ナイシトールの3タイプを比較してみよう!
ナイシトールは、主成分に「防風通聖散」という漢方薬が配合されている商品です。この防風通聖散の量が、有効成分量のこと。
ナイシトールZ・ナイシトールG・ナイシトール85a、それぞれの有効成分量をチェックすることが、まずは大きなポイントになります!
ナイシトールZ | ナイシトールG | ナイシトール85a | |
有効成分量(mg) | 5.000 | 3.100 | 2.500 |
原生薬量 合計 (g) | 27.100 | 16.770 | 13.550 |
形状 | 錠剤 | 錠剤 | 錠剤 |
1日あたりの価格(円) 税込み |
1日15錠あたり約294円 | 1日12錠あたり約204円 | 1日10錠あたり約176円 |
有効成分量とは文字の通り、『有効に働く成分の量』のこと。つまり、たくさん入っているということは、その分、効き目が高いといえるでしょう。
上記の比較表から、ナイシトールの3つの違いとは、有効成分量や原生薬量の違いで、量が多くなれば効果も価格も高くなるということがわかります。
【原生薬量ってどういう意味?】
原生薬量とは、エキスを抽出する量のことを意味しています。これが多ければ、エキス濃度が濃いということです。
例えば、果汁10%のジュースよりも果汁100%のジュースのほうが、入っているフルーツの量が当然多いですよね!
フルーツのビタミン量も100%のほうがたくさん摂れるというわけです。
つまり、原生薬量が多いということは、より本来の成分に近い状態で摂取できるということになります。
あなたに1番おすすめのナイシトールの種類はコレ!
3種類のナイシトールの違いがわかったところで、どれを選ぶべきかについてみてきましょう。
まずは効果が高い順番を確認しよう
ナイシトールを服用する目的は、ずばり「お腹周りをすっきりさせたい!」ではないでしょうか。そうなると、気になるのはどれが一番効果的なのか?ということですよね。
先ほどの3タイプを比較した表からもわかるように、ナイシトールは、
の順で、防風通聖散エキスの配合量や原生薬量が多くなるため、その分、効果も高くなるようです。
ちなみに、ナイシトールZの有効成分の量はナイシトール85aの2倍で、漢方製剤承認基準内の最大量配合されています。
なので、とにかく効果を実感したいという人にはZがおすすめです。
お腹が緩い人&副作用が心配な人
ナイシトールには、便秘を改善して老廃物の排出を促すという効能があります。
ですから、もともとお腹が緩い人の場合は、85aやGから始めることをおすすめします!
実際に飲み始めて、自分の体調や変化をみつつ、慣れてきたタイミングでZに切り替えるというのも、アリだと思います。
有効成分量が少ない85aは、Zよりも副作用のリスクは低くなるので、副作用が心配な人も、まずは85aから始めてみてくださいね!
【有効成分量と副作用の関係】
副作用は、個人の体質や体調によって、さまざまな場合があります。有効成分量が多くなればなるほど、次のような副作用が出やすくなるそうです。
・皮膚の発疹や発赤、かゆみ
・吐き気、嘔吐、食欲不振
・下痢、腹痛
・頭痛、めまい
・動悸、むくみ
・間質性肺炎
・偽アルドステロン症
・肝機能障害
こうして見ると、結構いろんな副作用が可能性としてあるんですね。
摂取量が体質に合わない場合には、カラダに悪い影響を与える原因になり、副作用につながるというわけです。
有効成分とはいえ、真逆の有害成分にもなりえるんですね〜。
そんなわけで、単純に「摂取量が多い = 一番良い商品」と決めつけるのは、ちょっと間違いのようです。間違った商品選びにより、副作用のリスクが高まるわけです…。
さらに、注意したい点として、【他の薬やサプリメントとの飲み合わせ】があります。
普段飲んでいるものがある人は、飲み合わせによる副作用が起こることもあります。なので、担当医師や薬剤師などに、必ず相談をしましょうね!
知ってますか?ナイシトールの本当の効果とは?
ナイシトールは、漢方薬を主成分とした医薬品です。
『お腹の脂肪を落とす』と商品パッケージに、でーんと書かれているので、このフレーズに心がつかまれちゃいますよね〜!
そもそも、どんな漢方が入っていて、どんな効果があるのでしょう?
ナイシトールの主成分『防風通聖散』の効果って?
ナイシトールには、18種類の生薬が含まれた防風通聖散という漢方薬が配合されています。
その生薬の中で、脂肪燃焼の効果をあげるのは、マオウという生薬。そして、カンゾウ、レンギョウ、ケイガイには基礎代謝を上げる働きがあり、ハッカ、ボウフウ、ショウキョウが発汗作用を促す働きをしてくれます。
この主成分である防風通聖散なんですが、つい最近、治験の研究結果から新しい事実がわかったそうなんです!
2018.4.4付け小林製薬のニュースリリースにて、防風通聖散の新たな効果に関することが発表されました。
以下、小林製薬HPより抜粋した記事なので、チェックしてみましょう!
肥満症に用いられる漢方薬“防風通聖散”に、余分な脂質を便と一緒に押し出す効果を発見いたしました。
防風通聖散は18種類の生薬からなる漢方薬であり、お腹の脂肪を落として肥満症を改善する医薬品として利用されています。その作用メカニズムは、脂肪細胞を活性化することで、お腹についてしまった脂肪を分解・燃焼する事が明らかとなっています。また、防風通聖散には便秘改善作用もあり、便通が良くなる効果が期待できます。
今回の研究では、防風通聖散を摂取した時の“便”に着目し、脂質やコレステロールの排出量が増加していることを初めて発見しました。
【出典:https://www.kobayashi.co.jp/corporate/news/2018/180404_01/index.html】
小林製薬のニュースリリース(2018.4.4)より
今までは、『脂肪を分解・燃焼する』ということまでが分かっていた事実でした。
そして今回の研究結果により、『お腹にたまった余分な脂肪の代謝を高めて分解してくれ、便と一緒に体内の脂を出してくれる効果がある』ということが実証されたんですね!
この事実は、痩せる効果を期待するユーザーにとって、商品を使ううえでの信頼感を増す『事実』になりましたね!
ナイシトールのさまざまな効果とは?
先ほどの新事実で、なんだかほっと安心しちゃいましたが、ここではナイシトールの効果について整理しておきましょう。
■脂肪を分解&燃焼する!
ナイシトールには、脂肪を分解・燃焼する効果があります。つまり、基礎代謝を上げて脂肪が燃焼しやすくする身体づくりを助けてくれます。
特に、お腹周りの皮下脂肪や内臓脂肪の燃焼を促進する効果があることから、次のタイプの人に向いているそうです!
『体力のある太鼓腹の肥満タイプで、便秘がちの人』
■むくみや便秘が改善される!
ナイシトールは、高血圧や肥満に伴うむくみ、便秘の改善にも効果があるようです。
便秘を改善して老廃物の排出を促すことで、より効果的な減量や体質改善につながります。つまり、【痩せやすいカラダづくり】を目指せるというわけですね!!
■厚生労働省も効果を認めている!
ナイシトールは医薬品の商品です。医薬品とは、『効果が公的機関に認定されている』商品のことです。
医薬品は、臨床試験を行ったものを厚生労働省に提出し、そのデータが認定され、その後許可が下りて販売できるようになります。
なので、実験で効果が実証されているため、信頼度が高いものといえます。
【顆粒タイプの防風通聖散ならより効果的!?】
さらに効果を求める人には、錠剤タイプのナイシトールよりも、顆粒タイプの防風通聖散がオススメです。
吸収が早いので、その分、効果が期待できます!
実は、防風通聖散はナイシトールを含めて20種類以上も存在し、顆粒タイプの商品には優れたものが存在します。
さらに効果アップ!ナイシトールのおすすめの飲み方
ここまでで、ナイシトールの種類や効果・効能について、おわかりいただけたかと思います。
せっかく飲むなら、『より効果がある飲み方も知りたい!』ですよね!
「錠剤がよいのか、顆粒のほうがよいのか?」「飲む時間で吸収率が変わるのか?」など…。
本気で痩せたいとお考えの人なら、きっとより効果がでる手段を見つけたいハズ!
では、効果が期待できる飲み方についてみていきましょう。
最も効果的な飲むタイミングとは?
ナイシトールは錠剤なので、【飲みやすさ】の点ではgoodなんですが、気になることとして【吸収率】があげられます!吸収率に関しては、錠剤タイプは顆粒タイプにはかないません。
ナイシトールは、錠剤タイプなので、顆粒に比べると吸収が悪いんですねー。
「ん?では、どうしたらよいの?」
大丈夫です!次に吸収を良くするポイントについて説明するのでご安心を!
少しでも体への吸収を良くするためには、お腹に何も入っていない空腹時に飲むとよいみたいです。
★ここがポイント!
起床後や就寝前など、食事の30分前または食事の2時間後がベストタイミング !!
又、必ず水か白湯(さゆ)で飲むようにしましょう。水か白湯で飲むことで、ナイシトールの成分である防風通聖散の効果が、より発揮されやすくなるようですよ!
■毎日飲み続けることがなにより大切!
漢方はある程度の期間、きちんと飲み続けることが大切なので、習慣化させて飲み忘れないようにしましょうね!
漢方は体質改善を目的としています。なので、効果が現れはじめるには、ある程度の期間が必要というわけなんです。
1〜2週間飲んで『効かない!』なんて、決めつけないでくださいね。焦らずに、カラダの変化を楽しむゆとりを持てるとよいですね!
【漢方は細かい顆粒タイプのほうがよい】
漢方薬には、実はいろいろなタイプがあります。その中でも、一般的に主流なのが錠剤と顆粒剤ですね。
錠剤より顆粒剤のほうが早く溶けるので、吸収しやすく効果が高いようです!
ここで、漢方薬の種類をチェックしておきましょう!
★煎じ薬
生薬に含まれる有効成分を熱湯で煮出す。煮出したスープ状の薬汁が「煎じ薬」。
★顆粒(エキス剤)
煎じ液を濃縮し、スプレードライ法により水分を蒸発。
エキス成分を取り出し、賦形剤を加え顆粒状にしたもの。
★散剤
生薬を粉砕し粉状にしたもの。
★丸剤
散剤に水分や蜜分を加え丸い粒状にしたもの。
★錠剤
抽出したエキスより賦形剤を加え、製したもの。
煎じ薬は、漢方薬の薬効を最大限に発揮できる飲み方なんだそうです!きっと、いちばん本来の形に近いからだと思います。
でも、主流になっているのは、顆粒や錠剤ですよね。顆粒だと苦味、臭いが苦手…という人だと、錠剤タイプを選ぶかもしれませんね。
使用用途によって、飲み方を選ぶとよいそうですが、実際は、飲みやすさや携帯しやすさが重要だったりします。出張先や旅行先で、いちいち煎じるなんて無理ですからね〜。笑
なので、利便性と吸収しやすく効果を発揮するためには、顆粒タイプがオススメです!
まとめ
・ナイシトールの3つの違いとは、有効成分量や原生薬量の違い
・ナイシトールは、85a→G→Zの順で、防風通聖散エキスの配合量が多くなる
・有効成分量が多くなるほど、副作用が出やすくなるので注意が必要
・お腹が緩い人&副作用が心配な人には、85aやGから始めることをオススメ!
・ナイシトールは、体力のある太鼓腹の肥満タイプで、便秘がちの人に向いている!
・ナイシトールは厚生労働省に認められた、効果が実証された医薬品の商品である
・ナイシトールは錠剤なので顆粒タイプのものに比べると吸収が悪い!
・最も効果的な飲むタイミングは、吸収が一番よい空腹時に飲むこと!
・漢方は体質改善を目的とするものなので、毎日飲み続けることがなにより大切!
ナイシトールは、生活習慣からくる肥満症や便秘がちな人に効果があることが、今回よく分かりましたね!
主成分である、防風通聖散の優秀さに胸が高まるばかりです。
でも、自分の生活習慣を改善する努力をしなければ、ただナイシトールを飲んでも結果は程遠いでしょう。
つまりは、楽しても期待する効果は感じないというわけですね!
なるべく脂肪や糖分は控える、暴飲暴食はしない、軽い運動を始めてみる…。そんな日常の努力がとっても大切です。
筆者もあなたと一緒に頑張ってみます。絶対に、お腹ポッコリから卒業しましょうね!