みなさんのご自宅にはエアコンが付いていますか?
どの家庭にもなくてはならないほどの必需品になりつつあるエアコンですが、使う頻度が高い分、トラブルも多いんですよね。
私自身も転勤族時代に、様々な地域で部屋を借りていましたが必ずエアコンが付いていました。
そして、何度かエアコンのトラブルに悩まされた経験があります。
最初は、リモコンが全く利かなくなり、業者さんに見てもらったところ「エアコンについているリモコンの受信部分が壊れてしまっている」とのことでした。
次に遭遇したトラブルはエアコンからの水漏れです。
これは、エアコン自体が古くて取り替えなければいけなくなり、取り替えました(もちろん、大家さん持ちです!)。
一番多いトラブルとしては「異音」が挙げられます。
「異音」の原因は様々なことが考えられますが、実は少しの調整で良くなったりもします。
そこで今回は、エアコントラブルの中でも「異音」に注目していきたいと思います!
エアコン室外機の異音の原因5つとその対処
Cause1)共振音の可能性
エアコンの室外機の音に悩まされる方は少なくないと思います。
その原因として、まず最初にご紹介するのが「共振音」です。
通常エアコンの室外機は専用の台やブロックなどの上に設置されていることが多いのですが、エアコン使用時に室外機が振動し、その振動がブロックや台にダイレクトに伝わってしまいます。
この振動が皆さんお悩みの「共振音」という異音の原因なんです。
隣近所に迷惑がかかっていたらどうしようと心配になる方もいますよね?
私自身も転勤族だった時に、転居する先々にエアコンが付いていました。
特にアパートやマンションだと隣とは部屋もベランダも壁一枚なのでとても気を遣った覚えがあります。
解決できる問題ならすぐにでも解決しておきたいところですよね?
実はこの「共振音」、意外に簡単に解決してしまうのです!
ネット通販やホームセンターなどでも購入できる「防振ゴム」を設置しましょう。
使い方はとっても簡単!
室外機の4か所の脚部分とブロックや台の間に、防振ゴムを挟むだけです。
これをするだけで「共振音」を防ぐことができます。
以下、参考動画がありますので、ご確認ください。
Cause2)ファンに雑草や何かが絡まっている
室外機はその名の通り、屋外にあるので自然の影響を受けやすいんですよね。
私の住んでいたアパートも、室外機の側に雨水管や排水溝が設置されていましたが、そこにゴミやら葉っぱやら土やら…様々なものが集まっていました。
もちろん側にある室外機にも葉っぱや土などが飛んできたリしてもおかしくないですよね?
その飛んできたものが挟まって異音が出ることもあるんです。
一軒家で室外機が屋根の上にあるという方は点検が大変かもしれませんが、定期的なチェックや掃除が必要ですね。
Cause3)油不足で軋んでいる
最近のエアコンの室外機はオイルを用いるファンを使っているものというのが少ないようですが、長年使っているエアコンの室外機にはオイルを使用するタイプのものもあるようです。
古いタイプのエアコンの室外機は、ファンの回転が悪くなって異音がする場合もあります。
そういった室外機の異音には、ファンの部分にオイルを挿すことで回転自体が滑らかになり、異音がなくなることもあります。
長年使っているという方は、ファンの具合もチェックしてくださいね!
Cause4)設置場所の問題
室外機はもともと少なからず使用時に音がするものです。
しかし、これに風などの影響が加わると大きな音になる場合もあります。
風の影響により、ファンの回転数が助長されるためです。
できれば、エアコンを設置する際に風の影響なども考えて室外機の場所を決られると良いですね。
もう設置してしまっている方は、室外機の場所を移動させたり、同じ場所でも向きを変えたりすることで大きな音を防ぐこともできるでしょう。
私もエアコンを設置しているアパートに住んでいる時に、台風が来たときは室外機が雨や風で壊れるのではないかと心配になったことがありました。
Cause5)経年劣化
みなさんはエアコンの寿命が何年と言われているかご存知ですか?
実は「10年」なんです。
それまでの間に不具合が生じる場合もあるでしょうし、10年何事もなく持てば素晴らしいことですね。
寿命で異音が生じることもあります。
エアコン自体が劣化してしまうので、ファンを交換したりなんだりしても、結局のところ寿命が原因なのでどうしようもない場合もあるんです。
その場合は諦めて、買い替えることをオススメします。
私も住んでいたところのエアコンがリモコン操作できなくなって壊れてしまったということがありました。
その時は、エアコンがリモコンの受信をする部分が壊れてしまっただけでした。
賃貸のアパートで長年使っているエアコンだったみたいです。
やはり寿命が来るとどこかしらガタがくるものですね。
冬に起こるエアコン室外機の異音とは?
当たり前のことを言うようですが、夏は部屋を冷やすために、冬は部屋を暖めるためにエアコンを使いますよね?
実は、その「冷やす」「暖める」という使用目的によって出る異音もあるのです。
夏の場合は、先に紹介した異音の原因の可能性が高いのですが、冬の場合は少し異なります。
室内機の内部には「熱交換器」というものが付いています。
冬の間はこれがとても冷たくなり、そこに空気中の水蒸気が付着してしまうと、エアコンが上手く作動しなくなります。
それを防ぐためにエアコンの室内機には「霜取り運転」という機能が付いています。
この機能が作動する際に室外機に異音が発生することがあるのです。
これは決して故障などではなく、霜を取るために一時的なことなので心配はいらないようです。
異音が改善しない!修理メーカーに伝えるべきポイント
これまでに説明してきた異音に対する改善策を実施しても、改善の見込みがない場合はメーカーに連絡するのが一番です。
しかし、実際に電話すると何をどう伝えて良いかわからない人もいますよね?
そこで、メーカー(または修理会社)に電話をしたときにあたふたしないためにどうしたら良いかということをお伝えしていきます!
事前準備
エアコンのメーカーや型番などを控える
どんな家電においてもまず聞かれるのがメーカーや型番です。
一番良いのは手元にエアコンの説明書を用意しておくことです。
説明書があれば、エアコンについての詳細が書かれているので安心ですね。
保証書を確認する
ほとんどの家電製品には保証書が付いています。
それぞれ保証期間が違うので、購入したエアコンが保証期間内かどうかを確認しましょう。
メーカー(または修理会社)に電話をした際に、保証期間内かどうか確認される場合もありますが、逆にこちらから申し出ないといけない場合もあります。
保証期間によって修理の負担額も変わってくるので、しっかりと確認しましょう!
電話をかける
メーカー(又は修理会社)に連絡をすると、大体の場合は相手側から色々と聞いてきてくれます。
それに順番に答えていきましょう。
エアコンの状態を聞かれたときは、自分で説明できる範囲で良いのでどのような状態なのかしっかり伝えて下さいね。
その後は、氏名や連絡先、住所などを聞かれたり、実際の修理日などを相手側とすり合わせたりすれば修理の申し込みが完了するでしょう。
電話をかける前の準備をしっかりしておけば、後は電話の相手がテキパキとこなしてくれるので心配はいりませんよ。
家電のプロに聞く!エアコンの取り扱い方NG集
節約目的で行っていたことなどは意外にも、エアコンに負担をかけてしまう行為だということがあるようです。
エアコンを少しでも長持ちさせるためには、以下の間違った使い方を避けましょう!
プラグをコンセントから抜く
エアコンを使用しないときに、待機電力の関係からプラグをコンセントから抜く人も多いのではないでしょうか?
また、エアコンを使用しない期間が長い時にも同様の行動をする人もいますよね?
そういった方々は、いざエアコンを使用する際に、プラグをコンセントに差してすぐにエアコンを稼働させてはいませんか?
実はその行動…NGなんです!
プラグをコンセントに差し込んでから8時間は稼働させてはいけません。
機械(エアコン)に負担がかかってしまうので、故障の原因になるそうです。
月に1回はエアコンを稼働させる
エアコンは電気代の関係から、使わない時期は稼働させない方が良いと考えるのが普通ですよね?
しかし、これも大きな間違いなのです。
定期的にエアコンを稼働させることでエアコンの劣化などを防ぐことができます。
まとめ
いかがでしたか?
部屋のエアコンは正常に動いているのに室外機から変な音がするという場合は一番初めに紹介したことが原因の場合が多いです。
故障と思ったら… エアコン室外機の5つの異音の原因
- 共振音の可能性
原因)エアコン使用時に室外機が振動し、その振動がブロックや台にダイレクトに伝わって「共振音」が原因。
対処法)★★☆ ネット通販やホームセンターなどでも購入できる「防振ゴム」を設置する。 - ファンに雑草などが絡まっている
原因)飛来物がファンに挟まっていることが原因。
対処法)★☆☆ 定期的なチェックや掃除をする。 - 油不足で軋んでいる
原因)タイプが古いエアコンの室外機の場合、油不足でファンの回転が悪くなって異音が出る事がある。
対処法)★☆☆ ファンの部分にオイルを挿す。 - 設置場所の問題
原因)風の影響により、ファンの回転数が助長されるため異音が出る事がある。
対処法)★★☆ 室外機の場所を移動させたり、向きを変えることで音を軽減出来る。 - 経年劣化
原因)エアコン自体が劣化が原因。(エアコンの寿命は「10年」が目安。)
対処法)★★★ 買い替えを推奨。
メーカーに問い合わせる前に…
- エアコンの説明書(型番の確認のため)
- 保証書(保証期間の確認のため)
※ 上記を用意してから問い合わせると、話がスムーズに進みます。
室内のエアコンの調子も悪いという時は、部品の交換や修理の必要がある場合もあるでしょう。
しかし、ここで注意しておきたいのが、修理よりも買い替えの方が安くなる場合があるということです。
エアコンの寿命や状態などから、買い替えの時期を判断する必要がありますね。