近年は健康ブームも手伝って、さまざまな種類の健康茶が出まわっていますよね。
中でも、ダイエット効果があるとされる「ルイボスティー」も人気があります。ですが、そのダイエット効果には、疑問や否定の声があることも事実。
たとえば、よかれと思ってたくさん飲んだ場合、逆にルイボスティーで太ることはないのでしょうか?
ちなみに、最近知人から「ルイボスティーを水分代わりに半年間飲んだら、5kgのダイエットに成功した!」と聞きました!
「お茶を飲むだけでダイエットできるなら、なんて素敵なの♪」と私も興味深々です。
実は私も、妊娠中は大好きなコーヒーが飲めないので、あたたかいルイボスティーをよく飲んでいたのですが…。
でも、とくに痩せたという実感はなかったんですよね。
結局のところ、ルイボスティーにはダイエット効果はあるのかないのか、とても気になったのでいろいろと調べてみました!
そこで、今回は
- ルイボスティーで太ることもある?どんな効果が期待できるの?
- ルイボスティーを飲んでいる人の口コミ体験談(賛成派 vs 反対派)
- ルイボスティーでは太らないが、一緒に摂取するものに注意!
- 体質や体調によっては薬にも毒にもなります!
- ルイボスティーの上手な飲み方を解説
などの内容についてご紹介したいと思います。
ルイボスティーには、ダイエット効果以外にもアンチエイジング効果や美肌効果、便秘や冷え性の改善効果など、さまざまなうれしい効果があるといわれていますよね。
また、酵素やミネラル分が豊富で、原産地の南アフリカでは古くから「不老長寿のお茶」として、愛飲されてきたそうです。
そんなルイボスティーのダイエット効果について、詳しく見ていきましょう!
目次
ルイボスティーで太ることもある?どんな効果が期待できるの?
美肌効果で有名なルイボスティーですが、ダイエットについて調べている際に初めて知った方もいるでしょう。
そこでまずは、ルイボスティーがどういう飲み物なのかをご紹介していきたいと思います。
ルイボスティーってなに?
私はずっと「ルイボスティー」は紅茶の一種だと思っていました。淹れた時の赤い色は、紅茶そっくりだからです。
ですが、紅茶とルイボスティーはまったく別のものでした!
紅茶は、ツバキ科の植物の葉を発酵させて作るのに対し、ルイボスティーは南アフリカの高地で摂れるマメ科の植物を発酵させたものです。
ルイボスは昼夜の寒暖差が大きく、日射しが強くて雨の少ない過酷な環境で育つので、生命力がとても強い植物です。
過酷な環境を生き抜くために、豊富なミネラルを蓄え、強い抗酸化力を持っています。そのため、ルイボスティーは「不老長寿の飲み物」として、古くから南アフリカの人々に愛されてきたそうです。
その健康効果が話題になり、1980年代から日本にも輸入されるようになりました。
どんな効果があるの?
ルイボスティーには、体の調子を整えるのに欠かせないマグネシウムやカリウムなどのミネラルやビタミンが豊富に含まれています。
その効果として、美肌に導く、便通を整える、身体を温めてくれるなどがあります。
またノンカフェインなので、子どもや妊婦さんでも安心して飲めます。
そして数ある効果の中で、一番注目したいのがデトックス効果!
ルイボスティーには”SOD酵素”という植物由来の酵素が含まれていて、体内に溜まった老廃物や毒素、疲労物質を除去してくれます。
さらに、「老化」の原因となる増えすぎた活性酸素を除去して、アンチエイジング効果を発揮してくれるのです。
ルイボスティーのダイエット効果
では、肝心のダイエット効果についてはどうなのでしょうか?以下でみていきたいと思います。
ルイボスティーでは太りません
ルイボスティーは、マメ科の植物の葉を発酵させたものでカロリーはなく、ストレートで飲む限りは、たとえ飲みすぎても太ることはありません。
ただし、ルイボスティーが体によいからといって、砂糖やミルクを入れてたくさん飲んだり、過信して暴飲暴食したりすれば、当たり前ですが太ることもあり得るでしょう。
ルイボスティーで痩せられるの?
ルイボスティーには以下のような作用があり、これがダイエット効果につながると考えられています。
・SOD酵素によるデトックス効果で、胃腸などの消化器の状態が改善されて、新陳代謝が良くなる
・マグネシウムにより便秘が改善される
このことから、「ルイボスティーを飲む=直接痩せる」というよりは、「痩せやすい体に導いてくれる効果がある」といったほうが適切でしょう。
なので、ルイボスティーさえ飲めば痩せるというわけではありません!
もしダイエットをしたいなら、ルイボスティーを飲みながら運動や食事など、ほかの生活習慣の改善もしていくことが大切です。
このように、さまざまな効果をもつルイボスティーですが…。
一部ではルイボスティーを飲んで下痢になった、ニキビが増えたなどのネガティブな噂も耳にします。
以下では、実際にルイボスティーを飲んでいる人の口コミ体験談から、噂の真相について検証していきましょう。
後半では、ルイボスティーの上手な飲み方についても説明しますね。
ルイボスティーを飲んでいる人の口コミ体験談(プラス評価 vs マイナス評価)
以下に、ルイボスティーに関する気になる口コミをまとめてみました。
プラス評価とマイナス評価の両面からまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみて下さいね!
ルイボスティーを飲んでいる人の体験談【プラス評価】
【ダイエット効果が!】
・何度かリピートして購入していますが、飲んでいると体重が落ちるので、ダイエット効果が期待できます。
・産後の授乳時にとても喉が乾くため、ルイボスティーを飲んでいますが、産後になかなか落ちなかった体重が1カ月で2~3kg落ちました。
・カロリーや糖質がゼロなので、ダイエット中でも気にせず安心して飲むことができました。
【便秘が解消!】
・少し甘みがあり、ノンカフェインなので、がぶがぶ飲んでしまいますね!便秘が改善されました。
・産後の便秘が悪化している時に、便秘改善のために飲みました。時々腹痛を伴いますが、便通は改善されています。
・彼氏と一緒に飲んでいますが、彼氏の場合はお腹の調子が良くなるようです。
・これを飲み始めてから、昼食後はトイレへ駆け込むほどに、便秘気味が改善されました。
・1日に2L近く飲んでいます。アトピーや肌荒れの改善、便秘の解消に役立っています。
・食事の時や喉が渇いたときに飲んでいますが、お通じが良くなりました。
【美肌効果が!】
・19年間飲み続けていますが、肌荒れを起こしたことがありません!!
・中学生頃から母がルイボスティーを飲ませてくれたことがきっかけで、27歳の現在、人生で一度もニキビができたことがありません。
・何年も家族で愛用していますが、子供たちには赤ちゃん湿疹なども出ずにキレイな肌を保つことができています。
・飲みやすく、お通じが改善され、肌にもハリが出てきたように思います。
【冷え性改善のために】
・冷え性改善やダイエットのために飲んでいます。香りもすっきりしていて、リラックス効果もあります。
・飲んでみましたが、冷え性に効果がありそうですね。
【妊娠中や産後に】
・コーヒーが飲めない妊娠中に、コーヒー代わりに飲んでいました。
・妊活中・妊娠時を含め、今も継続して飲んでいます。現在は美容目的で続けていますよ。
・母乳の出が良くなり、便秘も改善されました。
・何度か購入していますが、肌荒れ対策や妊娠中・産後の健康管理などには欠かせなくなりました。
・息子にも飲ませています!!
【健康促進を期待して】
・テレビ番組で、ルイボスティーは血管を元気にしてくれると紹介していたので、家族で飲んでいます。
・10カ月以上飲み続けていますが、体調がよくなり、便秘や血圧なども改善してきましたので、今後も続けていきたいと思います。
・ルイボスティーには、抗酸化効果、老化防止、血管の正常化などの効果が期待できるので、ずっと飲み続けています。
【その他の効果も】
・主人の加齢臭対策で購入して飲んだところ、強烈な男性臭と加齢臭がだいぶましになりました。
・寝る前に飲んでいますが、よく眠れるようになりましたし、体調も良いです。
・仕事中に飲むものをコーヒーからルイボスティーに変更しました。ジムにも通っていますが、汗の質が良くなり、体のだるさも改善されました。最近では体重も少し減ってきました。
※参考サイト:楽天市場、Amazonの口コミより
プラス評価としては、ルイボスティーを取り入れることで、お通じの改善や肌荒れ・アトピーなどの体質改善、体調が良くなったなどの効果が得られた方が多いようです。
中にはお通じが改善することで、体重減少につながったケースもあり、人によっては便秘解消によるダイエット効果があるといえそうです。
ルイボスティーを飲んでいる人の体験談【マイナス評価】
・飲む量を調節しないと、便が柔らかくなりすぎてしまい、困ることもある。
・とてもトイレが近くなり大変です。
・飲んだあと、すぐにお腹の調子が悪くなり、私には合わないのかな?と思いました。体調によって合う、合わないもあるかもです。
・ルイボスティーを飲み始めた頃から、ニキビができ始めました。
・もともとアレルギー体質だったので、改善のためにと飲みましたがひどくなりました。
・味が私の口には合わなかったです。
・味が苦手です。
・ダイエットに取り入れましたが、全く痩せません!!飲むだけでは痩せないですよね。
※参考サイト:楽天市場、Amazonの口コミより
マイナス評価の意見として多かったのは、体質に合わない、味が苦手というものでした。
「体質に合わない」ということに関しては、残念ながらルイボスティーは万人の体質に合うとは限りません。
ですから、元々便通に悩みのない人などは、かえって下痢になってしまうこともあるようです。
味に関しては、ルイボスティーはメーカーによって、独特のクセのようなものがあったりもするので、好き・嫌いの意見が分かれるところです。
もし味が苦手という場合は、私の知人がおススメする紅茶屋さんのルイボスティーを一度試してみていただきたいです♪
実は、私もルイボスティーの味は苦手でしたが、ここのものはおいしく飲めました!
こちらの紅茶屋さんのルイボスティーには、いくつか種類があるので、ご自身の飲みやすいものを見つけられる可能性があるかもしれません。
(参考URLは後半の【ルイボスティーのおいしい飲み方】の箇所に載せましたので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。)
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それでは、ルイボスティーの話題に戻します。
口コミ体験談を見ていただき、さらにルイボスティーの効果について、具体的なイメージがわいたでしょうか。
そのうえで、ルイボスティーをダイエットに取り入れたい場合は、注意していただきたいことがあるのです!
ルイボスティーでは太らないが、一緒に摂取するものに注意!
ルイボスティーを摂取する際に、注意したい点を以下で具体的に説明していきますね。
便秘薬を飲んでいる人は注意が必要です!
便秘薬の中には、マグネシウムを主成分にしているものも少なくありません。
ルイボスティーにも、飲むとお腹が緩くなる程度のマグネシウムが含まれています。
そのため、併用することでマグネシウムの過剰摂取になり、下痢になる可能性があります。
サプリメントを併用している人は要注意!!
最近は、何らかの健康食品やサプリメントを服用している人も多いですよね。
薬とは違って、あまり飲み合わせを気にすることは少ないサプリメントですが…。
ルイボスティーと同じ効果があるものを併用すると、成分の過剰摂取になって体調を崩すこともあります。
ですから、ルイボスティーを日常的に飲む場合は、ミネラルを豊富に含む食材やサプリメントとの併用には十分気を付けましょう!
一緒に摂取することは避けたいものを紹介しましたが、体質や体調によっても注意が必要な場合があります!次章でみていきましょう。
体質や体調によっては薬にも毒にもなります!
体によいとされる成分を、豊富に含んでいるルイボスティーですが、体質や体調によっては毒になってしまうことも。
ルイボスティーを飲むなら、ぜひ知っておいて欲しいことばかりなので、チェックしていきましょう!
ルイボスティーに含まれる成分は?
ルイボスティーには、ミネラルや抗酸化物質が多く含まれています。
具体的には、マグネシウム、カリウム、カルシウム、リン、亜鉛、鉄、銅、マンガン、セレンといったミネラル、そしてケルセチン、ポリフェノールなどの抗酸化物質が含まれています。
各ミネラルの主な働きは次の通りです。
マグネシウム | 骨や歯を形成する。不足すると便秘になる |
カリウム | ナトリウムとバランスをとりながら、体内の恒常性を保つ。利尿作用、血圧を下げる働きがある |
カルシウム | 骨や歯をつくる |
リン | カルシウムとマグネシウムと共に骨や歯を形成する |
亜鉛 | 味覚を正常に保ち、皮膚・粘膜の健康維持を助ける |
鉄 | 体内に酸素を運ぶヘモグロビンの原料となる。不足すると貧血になる |
銅 | ヘモグロビンを作る鉄を必要な場所まで運ぶ役割。不足すると貧血になる |
マンガン | 体に必要な様々な酵素の原料となる |
セレン | 人の発育と生殖に必要な成分。精子の原料となる |
過剰摂取は避けて!!
上記で紹介したルイボスティーに含まれるミネラルは、体にとって必要不可欠なものですが、過剰摂取するとさまざまな弊害が起こります。
例えば、マグネシウムを摂りすぎると下痢をしやすくなります。
また、カリウムは、体内のナトリウムと結びついて排出されて、身体のむくみを防いでくれますが、摂り過ぎると頻尿になってしまいます。
「ダイエットに効く」とか「美容によい」などの言葉に弱い人は多いかと思います。
その場合、即効性や効果アップを期待して、ルイボスティーを大量に飲んでしまいがちですが、飲みすぎには気を付けましょう!(適量については、後半でお伝えしますね。)
体質によってはさまざまな症状が出る場合も…
ルイボスティーを飲むと、まれに、めまい、気持ち悪さ、意識がもうろうとして集中力が無くなるなどの症状が出る人もいます。
ですが、多くの場合は、1時間程度でこれらの症状は落ち着きます。そのほかにも、飲むと喉が腫れている感じがするという人も。
もしこのような症状が出たら、体質に合わないことも考えられますので、ルイボスティーは飲まないほうがよいでしょう。
アレルギー反応もある?
ルイボスティーも商品によっては、添加物が含まれていたり、違う種類のものとブレンドされていたりする可能性もあります。
それに対して、アレルギー反応を示す人がいるのです。そういった場合は、同じ商品を飲まないようにすることが大切です。
また、その商品の原材料などを調べるなどして、疑いの強いものは次からは避けるようにしましょう。
アレルギー体質の方の中には、お茶に反応をする人もいます!
現に私の友達はお茶がダメなようで、ペットボトルの健康茶などを飲んだ時は、喉がかゆくなったりするそうです。
もし、アレルギーがある場合は、まずはルイボスティーに含まれている成分を確認することをおすすめします。
では、ルイボスティーはどのように飲むとよいのでしょう?次は、上手な飲み方について解説します。
ルイボスティーの上手な飲み方を解説
先ほどから、ルイボスティーの摂り過ぎには注意が必要とお伝えしてきましたが、実際には1日にどのくらい飲むのが最適なのでしょうか?
ルイボスティーは1日にどれくらい摂ればいい?
ルイボスティーを効率よく摂取するには、最低でも毎日1日にコップ2~3杯以上を飲むとよいでしょう。
2~3杯以上とはいえ、極端に多量に飲むのはNGですよ!上限ついては、1日500mlを目安にするのがいいようです。
ルイボスティーはどのように淹れればいいの?
では、より効果的に飲むためには、ルイボスティーをどのように淹れればよいのかご紹介します。
ルイボスティーの淹れ方
・1.5~2Lの水に5gくらいの茶葉を入れる。
・煮出す時間は20~30分程度。
・煮出した後の保存方法は、常温(約2~3日)か、冷蔵庫(約5~6日保存可能)。
*煮出すことで、ルイボスティーの効果効能がしっかりと活きてきます。
冷え性の人は…
冷え性の人は、作り置きして冷めた場合は、温め直して飲むとよいですよ。
【一押しのルイボスティーのご紹介】
ルイボスティーはさまざまな場所で手に入りますが、私が個人的におすすめしたいのが「ルピシア」という紅茶専門店の商品です。
先に書いたように、私は最初ルイボスティーの味が少し苦手でした。
そんな時に、知人から教えてもらったのがこちらのお店で、その飲みやすさに感動し、すっかりファンになりました!
ルピシアではルイボスティーを含め、ノンカフェイン、ローカフェインの紅茶なども扱っているので、妊娠中でカフェインを控える必要がある人でもいろいろと選べて楽しいですよ!
とくに「ルイボスレモン」という種類が、とても飲みやすく、夏場の水分補給はこれがおすすめです♪
【おいしいルイボスティーが購入できるおすすめのお店:ルピシア/ルイボスティー】
まとめ
最後におさらいをしておきましょう。
・ルイボスティーはアンチエイジング、美肌、冷え性の改善、便通改善などの効果が
・ノンカフェインのため妊娠中でも飲める
・効果効能については賛否両論あるが、全体として便通が改善したという口コミは多い
・ルイボスティーで太ることはないが、飲むだけで痩せる効果は期待しにくい
・食生活の見直しや定期的な運動をして、ダイエットサポートとして取り入れるとよい
・ミネラルを多く含む食材やサプリメントなどと同時摂取すると、体には良くない場合も
・体質や体調によっては、下痢や喉の痛みなどの症状がでることもある
・異常が見られた場合は、飲むことを中止したほうがよい
・毎日取り入れる場合は、1日にコップ2~3杯以上、上限は500mlを目安に
・ルイボスティーは茶葉をしっかり煮出すことで効果がアップする
ルイボスティーにはさまざまな健康美容効果があり、しかもノンカフェインだとついガブガブと水代わりに飲みたくなってしまいますね。
ですが、飲み過ぎると下痢になるなどの症状も現れるので、適量を守ることが大切です。
ルイボスティーは、各メーカーからいろいろな味のものが発売されているので、好みの商品を探してみるもの楽しいと思います。
この記事があなたにとってお役に立てれば、うれしいです。